中学生になって新学期を迎えると、学級委員をやってみたいけれど、具体的な仕事の内容や委員会の活動内容がよくわからなくて不安に思っている方も多いかもしれませんね。
毎日の号令や点呼から出席簿管理、そして学級会の司会進行まで、学校によっては学級三役や級長、副委員長とも呼ばれるこの役割は本当に幅広いです。
いざ立候補しようとしたとき、立候補の理由をどう伝えればいいのか迷ったり、みんなの前で話すスピーチの例文やプリントに書く意気込みの例文を探している中学生もたくさんいると思います。
また、どんな性格の子が向いてる人なのか、実際に選ばれる子にはどんな共通点や特徴があるのか気になりますよね。
さらに、学期末に提出する振り返りの例文が知りたいという具体的な悩みや、実のところ仕事が大変そうでやりたくないという本音を抱えている声もよく耳にします。
この記事では、そんな中学生の皆さんや保護者の方の疑問や不安を解消するために、学級委員に関する役立つ情報をわかりやすく網羅してまとめてみました。
- 学級委員が担当する毎日の仕事や行事での役割
- 学級委員に向いている人や選ばれる生徒の特徴
- 説得力のある立候補の理由やスピーチの具体的な例文
- 学期末に提出する振り返り文章の書き方と例文
まずはここから!学級委員の悩み別にチェック
学級委員について「自分に向いているのかな?」「どうすれば選ばれるの?」「スピーチや意気込みはどう書くの?」「やるメリットはある?」と迷っている人は、気になる悩みから読んでみてください。
向いている人の特徴、選ばれる子の共通点、スピーチや意気込みの例文、学期末の振り返り、学級委員をやるメリットまで、中学生向けに役立つ記事をまとめています。
- 学級委員に向いている人の特徴や適性を詳しく知りたい人へ
→ 学級委員に向いてる人を見極める方法と先生が知るべき重要視点 - 学級委員に選ばれる子の特徴や信頼される行動を知りたい人へ
→ 学級委員に選ばれる子の特徴とは?中学生が信頼を集める行動と共通点を解説 - 立候補スピーチの例文や話し方を確認したい人へ
→ 学級委員のスピーチ例文を詳しくまとめた記事 - 学級委員になったときの意気込み例文を参考にしたい人へ
→ 学級委員の意気込み例文をまとめた記事 - 学級委員をやるメリットや成長できる点を知りたい人へ
→ 学級委員を経験するメリットを詳しくまとめた記事 - 学期末の振り返り文や反省文を例文つきで確認したい人へ
→ 中学生の学級委員が振り返りの例文で学ぶ書き方ポイント解説
自分の今の悩みに近い記事から読むと、学級委員の不安や疑問をより具体的に解消しやすくなります。
学級委員を中学生が務める際の仕事と適性
学級委員の仕事は、毎日の号令や司会だけでなく、学校によっては評議会や行事準備まで含まれることがあります。
クラスのリーダーとして頼られる場面が増える一方で、裏方の地道な作業も少なくありません。
しかも、同じ「学級委員」という名前でも、学校によって仕事の幅はかなり違います。
各クラス2名で前期・後期に分かれて活動し、評議会のような学級代表の会議まで担う学校もあれば、月1回の委員会、掲示ポスターづくり、学級の改善点の共有まで行う学校もありますし、行事の練習計画や呼びかけ、問題解決の話し合いまで含まれることもあります。
ここでは、具体的な仕事の全体像から、どんな性格の人が向いているのか、そしてこの大役を経験することで得られる大きなメリットについて、一つひとつ詳しく見ていきましょう。
学級委員の具体的な仕事内容
学級委員の仕事は、毎日コツコツ行う日常業務から、学校行事のときにクラス全体を引っ張るダイナミックな役割まで本当にさまざまです。
まずは日々の学校生活を支えるルーティンワークですね。
授業の始まりと終わりの「起立、気をつけ、礼」の号令、朝や帰りのホームルームでの点呼、そして出席簿の受け渡しや管理などが代表的です。
また、休み時間が終わる前に「もうすぐチャイムが鳴るから席に着こう」とみんなに呼びかけるのも、学級委員の大切な役割になります。
学校によっては、授業前の準備、着席の呼びかけ、黙想の振り返り、週の生活プランや提出状況の確認のような細かな動きまで任されることもあります。
こうした日々の積み重ねが、クラスの落ち着いた雰囲気を作っていく基盤になるのです。
そして、週に一度や月に何度か設定されている学級会(ロングホームルームなど)では、司会進行を任されることが非常に多いです。
ここでは、ただ前で話すだけでなく、クラスのみんなの意見を黒板書記と連携しながらまとめて、クラスとしての合意形成をしていく重要なポジションを担います。
さらに、体育祭や合唱コンクール、文化祭などの大きな学校行事では、クラスの代表として実行委員会に出席し、みんなの意見を集約して行事を成功に導くためのリーダーシップも求められます。
実際には、行事のときほど仕事が重くなりやすく、練習計画の呼びかけ、役割分担の調整、放課後の準備、先生との打ち合わせなど、役職名からは見えにくい「隠れ業務」が増えることも少なくありません。
学年が上がるにつれて、修学旅行の班決めや進路に向けた雰囲気作りなど、求められる責任はさらに高度になっていきます。
| 頻度 | 具体的な仕事内容の例 |
|---|---|
| 毎日 | 号令、点呼、出席簿の管理、チャイム前着席や移動教室の呼びかけ |
| 定期(週・月) | 学級会・終わりの会の司会進行、学年朝礼での整列指示、各種プリント配布の補助 |
| 行事・学期末 | 体育祭や合唱コンクールでのまとめ役、学期末の反省会のリードと次期目標設定 |
ここで紹介した仕事の頻度や内容は、あくまで一般的な目安です。
実際の役割の範囲や、他の委員会・役職(副委員長や班長など)との細かい仕事の分担は、学校の規模や地域によって大きく異なる場合があります。
日常の号令や司会が中心の学校もあれば、評議会参加や月例委員会、掲示物づくり、学年目標の確認、クラス課題の整理まで入る学校もあるので、「号令と司会くらいかな」と思って立候補すると、あとでギャップを感じることもあります。
立候補を検討する際は、正確な情報は必ずご自身の学校の先生や、生徒会会則などの公式なルールをご確認くださいね。
学級委員を経験するメリット
「休み時間も仕事があって大変そう」と敬遠されがちな学級委員ですが、中学生という多感で成長著しい時期にこの役割を経験しておくことには、計り知れないほど大きなメリットがあります。
一番のメリットは、コミュニケーション能力と調整力が自然と身につくことかなと思います。
毎日何十人もの前で声を張り上げ、時には意見が対立しているクラスメイトの間に入って妥協点を探る。
最初は極度に緊張して手が震えても、1学期が終わる頃には、堂々と自分の言葉で語れるようになっている生徒がたくさんいます。
実際、学級委員を経験した生徒の振り返りでは、「クラス全体を前より広い視点で見られるようになった」「お願いしたときにみんなが協力してくれてうれしかった」といった実感が語られることがあります。
ただ前に立つだけではなく、周りの空気を見て声をかけたり、意見を出しやすい雰囲気を整えたりする中で、少しずつ見える景色が変わっていくんですね。
学級委員という役割は、単なる先生のお手伝い係ではありません。
国が定める教育の基準でも、学級の課題を見つけて話し合い、協力して解決する実践的な活動として非常に重んじられています。
(出典:文部科学省『中学校学習指導要領 第5章 特別活動』)
つまり、社会に出てから必ず必要になる「チームで働く力」や「問題解決能力」を、中学生のうちから本格的に練習できる最高の場なんですね。
この経験は、将来の面接やグループワークなどで驚くほど生きてきます。
なお、学級委員をやることで得られる成長や内申・受験への考え方をさらに整理しておきたい方は、学級委員を経験するメリットを詳しくまとめた記事もあわせて読むと理解が深まります。

また、現実的なメリットとして、高校受験の際の内申点(調査書)への影響を期待する声も多いです。
調査書にある「特別活動の記録」という項目で、学級委員としてクラスに貢献した事実が文字として残ることは、自己アピールの材料になり得ます。
推薦入試などを考えている場合は、リーダーシップの証明として語りやすいエピソードを作れるという点も、見逃せないポイントです。
ただし、ここは期待だけで見すぎないことも大切です。
特別活動の評価は、教科のように単純なABC評定ではなく、活動ごとの総括的な評価として扱われますし、調査書の書き方や扱い方は地域や制度の見直しによって変わることがあります。
そのため、「学級委員をやれば受験で必ず得をする」と考えるよりも、「学校生活の中で何を経験し、何を語れるか」という視点で受け止めるほうが現実的です。
学級委員に向いてる人の特徴
「自分は声も小さくて目立たないタイプだから、学級委員なんて到底なれない」と不安に思う中学生は少なくありません。
ですが、実は「目立つ人気者」や「カリスマ的なリーダー」だけが学級委員に向いているわけではないんです。
現代の中学校のクラス運営において最も重宝されるのは、自分の意見を押し通す人よりも、みんなの意見を引き出してまとめることができる調整型の生徒です。
例えば、クラスの隅っこで意見を言えずに困っている子に気づける観察力や、誰かが発言しているときに途中で遮らずに最後まで話を聞ける傾聴力を持っている人は、学級委員に非常に向いています。
話し合いの場で「〇〇さんの意見はどうかな?」と優しくパスを出せる人は、先生からも生徒からも深く信頼されます。
大声で怒鳴って静かにさせるのではなく、ルールに基づいて冷静に呼びかけができる人のほうが、最終的にはクラスをうまくまとめられることが多いのです。
なお、学級委員に向いてる人の特徴や見極め方をさらに詳しく知りたい方はこちらで、性格タイプ別の適性や向いていないと感じる場合の考え方まで深掘りしています。

さらに、特定の仲良しグループだけをひいきせず、誰にでも平等に接することができる公平さや、誰も見ていなくても毎日黒板をきれいにしたり、チャイム前着席の呼びかけを続けたりできる根気強さも立派な才能です。
ここで大事なのは、「向いているかどうか」を性格だけで決めつけないことです。
人前で話すのが苦手だったり、静かなタイプだったりしても、副学級長のような補助役で力を発揮する子もいますし、最初は不安が強くても、役割分担や周囲の支えがあることで十分務まることもあります。
逆に、責任感が強すぎる人ほど、一人で抱え込みやすくてしんどくなる場合もあります。
つまり、向き不向きは「明るいかおとなしいか」だけで決まるのではなく、学校の仕事量、相方との分担、クラスの協力の得やすさによっても大きく変わるんですね。
もし今の自分にこれらの特徴が完全に備わっていなくても大丈夫。
「やってみたい」という前向きな気持ちがあれば、学級委員の仕事をこなしていく中で、これらの適性は後から自然と磨かれていくものです。
学級委員に選ばれる子の共通点
いざ学級委員を決める選挙や推薦の場面になったとき、クラスメイトは一体どのような基準で投票する相手を選んでいるのでしょうか。
おもしろくていつも中心にいる子が選ばれるケースもありますが、大抵の場合、最終的に票を集めるのは日常の信頼感を地道に積み重ねている子です。
中学生ともなると、「誰に任せたらクラスが平和になるか」「誰なら先生との間をうまく取り持ってくれるか」という現実的な視点を持つようになります。
具体的に選ばれやすい子の日常の行動パターンを見てみると、とてもささいなことの連続です。
例えば、提出物の期限をしっかり守っている、掃除の時間をサボらずに黙々とこなしている、授業中に先生の話をちゃんと聞いている、といった「当たり前のことを当たり前にできる姿勢」が大きく評価されます。
また、誰かが配り物を落としたときにサッと拾ってあげたり、先生が黒板消しを探しているときにサッと差し出したりするような、見返りを求めない気配りもポイントが高いです。
学級委員に選ばれる子の特徴や信頼される行動を詳しく知りたい方はこちらで、日常の行動パターンや評価されやすいポイントをさらに具体的に確認できます。

そして何より重要なのが感情のコントロールです。
友達が授業中に間違った答えを言ったときに絶対に笑わない、からかわない。
自分が少しイライラしている日でも、周りに八つ当たりして雰囲気を悪くしない。
こういった精神的な落ち着きを持っている子は、「この人がリーダーなら安心できる」という無意識の信頼を獲得します。
ただ、選ばれ方も一つではありません。
クラス投票なら日常の印象や信頼感が強く出やすいですし、先生の推薦が入る学校なら責任感や継続力が見られやすく、立候補者が少ないときは「やってくれそうな人」に声がかかることもあります。
そのため、「選ばれる子=人気者」とも、「真面目な子だけ」とも言い切れません。
スピーチや決意表明の具体性、これまでの役職経験、普段の行動、友人関係の見え方など、いくつもの要素が重なって決まると考えたほうが自然です。
もしあなたが次に学級委員になりたいと思っているなら、選挙の前の数日間だけ頑張るのではなく、今日からの地味な行動の積み重ねを大切にしてみてください。
学級委員で大変になりやすい場面
学級委員はやりがいのある役割ですが、実際にやってみると「思っていたより大変だった」と感じる場面もあります。
特に負担が大きくなりやすいのは、行事前や学級会で意見が割れたときです。
体育祭や合唱コンクールの時期は、ふだんの号令や司会だけでなく、練習の呼びかけ、役割分担の調整、放課後の準備などが重なりやすく、一気に忙しくなることがあります。
また、学級会では、ただ前で話すだけではなく、いろいろな意見を聞きながらクラスとしての結論をまとめる必要があります。
このとき、一部の人に負担が偏ったり、少数意見をうまく拾えなかったりすると、「学級委員なのにまとめられていない」と自分を責めてしまう人もいます。
さらに、責任感が強い人ほど「自分がちゃんとしなきゃ」と抱え込みやすく、部活やほかの活動との両立が苦しくなることもあります。
とくに、立候補というより推薦や流れで引き受けた場合は、あとから断りにくさやプレッシャーが強く出ることもあります。
だからこそ、学級委員は一人で完璧にやるものだと思い込みすぎないことが大切です。
副委員長や班長、クラスメイト、担任の先生と役割を分けながら動けると、続けやすさはかなり変わってきます。
学級委員に中学生が立候補する際の文章術
学級委員をやってみようと決心したら、次に待ち受けているのが「自分の思いを言葉にして伝える」という大きなミッションです。
ここでは、みんなの前で話すスピーチや、プリントに書く意気込み、そして任期が終わったあとの振り返りに至るまで、すぐに実践で使える文章の作り方と具体的な例文をご紹介します。
説得力のある立候補の理由
立候補の理由を伝えるとき、多くの人がやってしまいがちなのが「クラスを良くしたいからです」「みんなをまとめたいからです」という、誰もが言いそうなフワッとした理由で終わってしまうことです。
これでは、あなたの本当の熱意や、「あなただからこそできること」がクラスメイトに伝わりません。
説得力を生み出すためには、「なぜやりたいのか(現状の課題)」と「具体的に何をするのか(解決策)」を必ずセットで語る必要があります。
一番おすすめなのは、課題解決型の思考で理由を組み立てることです。
まずは今のクラスをよく観察し、具体的な課題を一つ見つけます。
「休み時間と授業の切り替えが遅くて、先生によく注意されている」「行事の話し合いで、一部の人しか発言していない」など、みんなが薄々感じている事実を取り上げます。
その上で、「だから自分が学級委員になって、毎時間2分前に声をかける仕組みを作りたい」「事前にアンケートを取って、全員の意見を拾える学級会にしたい」と解決策を提示するのです。
さらに、「前期は自分も周りに流されてしまっていたけれど、そんな自分を変えてクラスの役に立ちたいと思った」というように、自分自身の過去の反省や等身大のストーリーを少し交えると、聞いている側は強く共感してくれます。
完璧な人間が上から目線で指導するのではなく、同じ中学生として一緒にクラスを良くしていきたいという姿勢が、最も説得力を持つ立候補の理由になります。
また、選挙では「何となく頑張ります」より、「何をどう変えたいのか」が見える言葉のほうが伝わりやすいです。
実際、学級委員に選ばれる場面では、日常の信頼感に加えて、スピーチの具体性や準備量が比べられやすいからです。
逆に、経験があるから大丈夫だろうと油断して、決意表明がぼんやりしてしまうと、思った以上に票が伸びないこともあります。
立候補の理由は、自分の熱意を語る場であると同時に、「この人に任せたら何をしてくれそうか」を相手に想像してもらう場でもあるんですね。

すぐに使えるスピーチの例文
クラス全員の視線を浴びる中でのスピーチは、大人でも緊張するものです。
頭が真っ白にならないためには、あらかじめ文章の「型」を作っておき、それに沿って話す練習をしておくのが一番の対策です。
スピーチの全体構成やパターンをもっと見比べながら準備したい人は、学級委員のスピーチ例文を詳しくまとめた記事も参考になります。
スピーチの黄金構成は、
- 「名乗りと立候補の宣言」
- 「立候補した具体的な理由とクラスの現状」
- 「自分が実行する具体的な行動(公約)」
- 「協力のお願いと結び」
の4ステップです。
この順番で話せば、論理的でスッキリとした印象を与えられます。
30秒〜1分程度:簡潔に伝えるスピーチ例文
私が今回立候補した理由は、授業と休み時間のメリハリがあり、誰もが居心地の良いと思えるクラスを作りたいからです。
今のクラスは少し休み時間の切り替えが遅れてしまうことがあると感じています。
そこで私が学級委員になったら、毎時間必ずチャイムが鳴る2分前に着席の呼びかけを行い、授業に集中できる環境を私が率先して作ります。
また、困っている人がいたらすぐにサポートできる存在になりたいです。
一人ではできないことも多いので、ぜひ皆さんの力を貸してください。
よろしくお願いします。
1分半〜2分程度:演説会向けの熱意を伝えるスピーチ例文
私が学級委員を目指した最大の理由は、秋に控えている合唱コンクールをはじめとする学校行事で、クラス全員が『やりきった』と笑顔で言えるような団結力を作りたいと思ったからです。
以前の私は、誰かがやってくれるだろうと任せきりにして後悔した経験があります。
だから今回は、自分から動いてクラスを支えたいと決意しました。
具体的に取り組みたいことは2つあります。
1つ目は、学級会で少数の意見も絶対に聞き逃さず、全員が納得できるまで話し合う雰囲気を作ること。
2つ目は、行事の準備などで一部の人に負担が偏らないよう、小さな役割分担を作って全員で協力できる仕組みを作ることです。
もちろん私一人で完璧なクラスを作ることはできません。
間違えることもあるかもしれませんが、誰よりもクラスのために汗をかく覚悟はあります。
全員で最高のクラスを作っていきたいので、どうか皆さんの協力をよろしくお願いします。
スピーチを読むときは、手元の原稿ばかりを見るのではなく、できるだけクラスメイト一人ひとりの顔をゆっくり見渡すように心がけてください。
少し噛んでしまっても全く問題ありません。
大切なのは「本気でやろうとしている」という熱意が、声のトーンや真剣な表情から伝わることです。
そしてもう一つ大切なのが、背伸びしすぎないことです。
「自分なら全部変えられる」と大きく言い切るより、「ここを少し良くしたい」「こういう動きを続けたい」と、自分の行動として約束できる範囲で話したほうが、かえって信頼されやすいです。
熱意が伝わる意気込みの例文
スピーチの機会がなくても、新学期最初のホームルームで一言挨拶を求められたり、学級通信や教室の後ろに掲示する自己紹介プリントに「意気込み」を書かされたりする場面は頻繁にあります。
ここでの意気込みは、スピーチのような長くて論理的な説明よりも、「これから半年間、どんなモチベーションでみんなと関わっていくのか」という熱いパッションを短い言葉で端的に表現することが求められます。
短い一言から少し長めの表現まで、意気込みの作り方をもっと具体的に見たい場合は、学級委員の意気込み例文をまとめた記事も役立ちます。
【プリント提出用の意気込みの例文】
学級委員という大役に選んでいただき、とても緊張していますが、みんなが『毎日学校に来るのが楽しい』と思えるクラスを目指して全力で頑張ります。
まずは毎日の元気な挨拶と、迅速な号令から徹底していきます。
至らない点も多いと思いますが、一生懸命サポートするのでよろしくお願いします!
このように、前向きな姿勢と謙虚さをバランスよくアピールすると好印象です。
注意してほしいのは、意気込みを書く際に「絶対に誰もケンカしないクラスにします」「全員の成績が上がるようにします」といった、自分の努力だけではどうにもならない、現実的に不可能な約束(過度な公約)をしてしまわないことです。
後でトラブルが起きたときに「あの時あんな風に言っていたのに」と信頼を失う原因になってしまいます。
「〇〇の目標に向かって努力します」「〇〇の雰囲気を作れるよう率先して動きます」といった、誠実で自分の行動に責任を持てる表現を選ぶのが賢明かなと思います。
加えて、意気込みでは「立派にやります」と気合いだけを見せるより、学校生活の中で実際に動けそうなことを一つ入れると、ぐっと現実味が増します。
たとえば、着席の呼びかけを続ける、意見を出しやすい空気を作る、行事準備で役割が偏らないよう声をかける、といった身近な約束です。
短い文章でも、具体性があるだけで印象はかなり変わります。
学期末に役立つ振り返りの例文
学級委員としての激動の任期が終わりに近づくと、学期末や学年末に必ずやってくるのが振り返り(反省文)の提出です。
ここでただ単に「半年間、大変だったけど頑張りました。みんなありがとう」という感想文を書いて終わらせてしまうのは非常にもったいないです。
先生や生徒会が高く評価し、自分自身の成長にも繋がる振り返りには、「KPT法(Keep・Problem・Try)」のようなしっかりとしたフレームワークが存在します。
質の高い振り返り文章を書くには、
- 「今学期できたこと・継続したいこと(成果)」
- 「上手くいかなかったこと(課題)」
- 「次に向けてどう行動を変えるか(改善策)」
この3つの要素を論理的に整理して記述します。
振り返りの書き方をもっと具体的な例文つきで確認したい場合は、中学生の学級委員向け振り返り例文の詳しい解説も参考になります。
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【課題と改善策を中心とした振り返り例文】
今学期、学級委員として毎日の点呼や呼びかけ、学級会の進行を担当しました。
良かった点は、チャイム前着席の呼びかけを毎日欠かさず続けた結果、クラス全体の授業への入り方がスムーズになったことです。
一方で課題として残ったのは、学級会で意見が対立した際に、時間が気になって少数の意見を深く掘り下げずに多数決で急いで結論を出してしまったことです。
来学期は、事前にアンケートを活用して意見を出しやすくする工夫を取り入れ、みんながより納得できる合意形成を目指したいです。
協力してくれたクラスのみんなには本当に感謝しています。
このように、「事実ベースでの反省」と「具体的な次のアクション」がセットになっていると、先生も「この子はただ業務をこなしただけでなく、リーダーとしての難しさを自己分析し、きちんと成長しているな」と感心してくれます。
失敗したことを書くのは恥ずかしいかもしれませんが、改善点を見つけられること自体が素晴らしい能力なのです。
学校によっては、授業前準備、着席の呼びかけ、学級目標の達成度、提出状況、行事での動きなど、かなり具体的な観点で振り返りを書く場面もあります。
だからこそ、「頑張った」「大変だった」で終わらせず、どの場面で、何を続けられて、何が難しかったのかまで書けると、ぐっと中身のある文章になります。
学級委員は中学生を大きく成長させる
ここまで、学級委員の具体的な仕事内容から、立候補のノウハウ、そして実践的な文章の作り方まで幅広くお話ししてきましたが、いかがでしたか?
読んでいるうちに、「やっぱり責任が重くて自分には無理かも」「本当はやりたくないな」と尻込みしてしまった人もいるかもしれませんね。
確かに、中学生にとって数十人の同級生をまとめるのは、簡単なことではありません。
思い通りにいかず、悩む場面もあるでしょう。
でも、みんなの前に立って声を出し、意見の違う人たちと真正面から向き合った経験は、高校受験の面接で語れる武器になるだけでなく、将来大人になって社会に出たときに、信じられないほど大きな財産となってあなたを助けてくれます。
中学校の先生や大人は、中学生の学級委員に最初から「完璧なカリスマ性」や「絶対に失敗しないマネジメント」なんて求めていません。
失敗して、壁にぶつかって、周りの友達や先生の力を借りながら泥臭く解決策を探っていく、そのプロセス自体が一番の目的なのです。

もしあなたが一人で抱え込みそうになったら、いつでも副委員長や班長、そして担任の先生を頼ってください。
人に助けを求め、チームで乗り越えることもリーダーの立派な仕事です。
とくに、責任感が強い人ほど「自分がやらなきゃ」と背負い込みやすいので、相方と分担する、先生に相談する、クラスのみんなに小さく頼る、といった動きは決して弱さではありません。
むしろ、続けやすい学級委員ほど、周囲の協力を上手に受け取りながら動いています。
もしあなたの心の中に「少しでも自分を変えたい」「クラスの役に立ってみたい」という小さな火種があるなら、ぜひ勇気を出して立候補の第一歩を踏み出してみてください。
この記事で紹介した知識や例文を存分に活用して、あなたらしい、あなたにしかできない素敵な学級委員を目指してほしいと、心から応援しています!

