体育祭の準備が始まると、最初の大仕事になるのがスローガン決めですよね。
クラスや学年をまとめるためにも、中学生の体育祭スローガンに関する悩みは尽きないものです。
王道の四字熟語で気合を入れたいクラスもあれば、漢字一文字や二字熟語でシンプルに力強くまとめたい団もあるかと思います。
また、当て字を使って他のクラスにはないインパクトを出したり、英語を使っておしゃれに決めたりするのも最近のトレンドですね。
さらに、流行語などを取り入れた面白いアイデアで場を盛り上げつつ、メインの言葉にサブタイトルを添えてしっかりとした意味を伝える工夫もよく見られます。
この記事では、皆さんが納得して当日思い切り叫べる、最高の言葉を見つけるためのヒントをお伝えしていきますね。
- 中学生が納得しやすいスローガンの作り方
- 文字数や形式に合わせたおすすめの言葉選び
- クラスTシャツや横断幕に映えるデザインのコツ
- 学校のルールを守りつつ個性を出すための注意点
まずはここから!体育祭スローガンの悩み別にチェック
体育祭のスローガンを決めるときに「どんな言葉がいい?」「もっと印象に残したい」と迷ったら、気になるテーマから読んでみてください。
王道の四字熟語を探したい人、面白いネタで盛り上げたい人、当て字で個性を出したい人、短い言葉にサブタイトルを添えて完成度を上げたい人向けの記事をまとめています。
- 王道でかっこいい四字熟語を探したい人へ
→ 体育祭スローガンの四字熟語60選!中学生向け色別のかっこいい言葉 - 笑いを取りつつ盛り上がる面白い案を見たい人へ
→ 面白いスローガンで体育祭を最高に!中学生向けのアイデア集 - 他のクラスとかぶらない当て字を考えたい人へ
→ 体育祭のスローガンに当て字を活用!絶対すべらない決め方と実例 - 短い言葉に意味を足せるサブタイトルを付けたい人へ
→ 体育祭のスローガンを彩るサブタイトル!思い出に残るフレーズ作成術
自分たちのクラスに合う方向性の記事から読むと、スローガンの候補がぐっと絞りやすくなります。
体育祭のスローガンを中学生が決めるコツ
中学校の体育祭スローガン決めって、みんなの意見がなかなかまとまらなくて本当に大変ですよね。
一部の生徒だけが盛り上がるのではなく、クラスや学年のみんなが心から納得して、しかも他のクラスとは絶対にかぶらないような、そんなスローガン作りのポイントを基礎からしっかりとまとめて紹介します。
どんな形式を選ぶかによって当日の雰囲気も大きく変わるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

納得感を得やすい四字熟語
体育祭のスローガンといえば、長年にわたって定番として愛され続けているのが四字熟語です。
やはり漢字4文字が横一列に並ぶだけで、横断幕や巨大な団旗にドカンと描いたときの圧倒的な迫力と存在感が違いますよね。
そして何よりも、実行委員会や先生方からのウケが抜群に良いというのも、中学生の皆さんにとっては非常に嬉しいポイントかなと思います。
実は、中学校における体育祭などの学校行事というのは単なるお祭り騒ぎではなく、クラスの連帯感や協調性を育むというとても大切な教育的な目的が含まれています。
(出典:文部科学省『第4章 特別活動』)
そのため、先生方も「このスローガンは学校行事としてふさわしいか?」という視点から必ずチェックをしています。
「獅子奮迅」や「勇住邁進」のような、勝利や団結に向けて一生懸命努力する姿勢を示す力強い言葉は、そうした教育的な目的にもぴったりと合致するため、企画書を通しやすいという裏側のメリットもあるんです。

オリジナルの四字熟語を作るという新しい選択肢
最近の中学校で非常に人気を集めているのが、辞書に載っている既存の難しい四字熟語を使うのではなく、自分たちの思いを込めた「オリジナルの四字熟語風スローガン」を作ってしまうというスタイルです。
たとえば、「全員主役(ぜんいんしゅやく)」や「一生青春(いっしょうせいしゅん)」、「限界突破(げんかいとっぱ)」などのように、誰もが知っている簡単な漢字を組み合わせる手法ですね。
これなら、難しい言葉を知らない下級生にもすぐに意味が伝わりますし、直感的に熱い思いを共有できるため、クラス全体のモチベーションアップに直結します。
四字熟語をうまく活用する実践的なアドバイス
横断幕やプログラムの表紙に掲示するときは、漢字の横に小さくルビ(ふりがな)と、一行ほどで読める簡単な意味の解説を必ず添えておくのがおすすめのテクニックです。
これをしておくだけで、全校生徒はもちろん、当日応援に来てくれる保護者や地域の方々にも、皆さんがどんな思いでその言葉を選んだのかがしっかりと伝わり、応援の一体感がさらに高まりますよ。
漢字を選ぶ際は、画数にも少し注意してみてください。
画数が多すぎる漢字(たとえば「鬱」や「薔」など)を無理に使うと、遠くから見たときに黒く潰れてしまって文字として認識できなくなってしまうことがあります。
遠目からでもハッキリと読める、スッキリとしたフォルムの漢字を選ぶのが、美しい横断幕を作るための隠れたコツですね。
体育祭のスローガンに使える四字熟語をもっと幅広く見比べたい方は、体育祭スローガンの四字熟語60選!中学生向け色別のかっこいい言葉も参考にしてみてください。
掛け声に最適な二字熟語
長すぎる言葉は覚えにくいし、もっと短くてスパッと決まる言葉が良い!というクラスには、二字熟語がすごく相性の良い形式になります。
「熱狂」「挑戦」「団結」「飛翔」といった言葉は、たった二文字の中に体育祭にかける情熱や思いをギュッと高密度に凝縮できるのが最大の魅力ですね。
余計な言葉がない分、ストレートに感情に訴えかける力を持っています。

二字熟語を選ぶ最大のメリットは、何と言っても当日の掛け声や応援コールとして圧倒的に叫びやすいという点に尽きます。
たとえば、競技が始まる前にクラス全員で円陣を組んだときや、リレーの応援席から声を張り上げるときなどに、「三・三・七拍子」のリズムに乗せやすかったり、みんなで声のタイミングを合わせやすかったりするんですね。
「絶対、優勝!」といったコールの中にも組み込みやすく、実用性の高さは群を抜いています。
クラスTシャツのデザインとも相性抜群
また、二字熟語はデザインの面でも非常に優秀です。
クラスTシャツの胸元にワンポイントで入れたり、団旗のど真ん中に大きく力強く配置したりするレイアウトにぴったりとハマります。
文字数が少ない分、一文字あたりのサイズを極限まで大きくできるので、グラウンドの端からでも「あのクラスは『熱狂』だな」と一目で認識してもらえる視認性の高さがあります。
二字熟語を選ぶ際のちょっとした工夫
「動き」を表す言葉(飛翔・疾駆・前進など)を選ぶか、「状態・感情」を表す言葉(熱狂・団結・結束など)を選ぶかで、クラスの雰囲気が全く変わってきます。
リレーなど走る競技が得意なら「動き」を、チームワークで勝負するなら「感情」を選ぶと、自分たちらしさが出やすくなりますよ。
もし「たった二文字だけだと、伝えたいメッセージが少し物足りないかもしれない」と感じる場合は、決して焦る必要はありません。
後ほど詳しく紹介するサブタイトルのテクニックと組み合わせることで、短くて叫びやすいという二字熟語の良さを残したまま、深い意味を持たせることができるようになります。
まずはメインとなる核の二文字を、クラス全員の投票などでじっくり決めてみてくださいね。
漢字一文字でテーマを象徴
四字熟語や二字熟語よりも、さらに究極まで言葉を削ぎ落としてシンプルに研ぎ澄ませたいなら、漢字一文字でクラスのテーマを象徴してみるのはいかがでしょうか。
「翔」「絆」「勝」「熱」「煌」など、その年のクラスのカラーや目標を、たった一つの文字にすべての思いを託すという、非常に潔くてスタイリッシュなスタイルです。
一文字のスローガンは、パッと見たときのインスピレーションやデザイン性がとても高く、クラスTシャツの背中一面に筆文字で大きくプリントしたり、袖の部分に刺繍のようにワンポイントで入れたりすると、他のクラスとは一線を画すようなおしゃれな仕上がりになります。
特に、和風のデザインや硬派なかっこよさを目指す団には、これ以上ないほどぴったりな選択肢になるはずです。
一文字だからこそ問われる背景にあるストーリー
ただし、漢字一文字を選ぶ際には注意しなければならない点もあります。
それは、言葉が極限まで短いがゆえに、意味が抽象的になりすぎてしまうという問題です。
たとえば「光」という一文字を選んだ場合、「一人ひとりが光り輝く」という意味なのか、「希望の光に向かって走る」という意味なのか、それだけでは周りの人には伝わりません。
「結局、何を目標にしているの?」と思われてしまってはもったいないですよね。
漢字一文字を採用する場合の必須条件
一文字のスローガンを学校に提出する際は、必ず「なぜこの一文字を選んだのか」という理由や背景のストーリーを明確に言語化しておくようにしてください。
実行委員会や先生方に説明する際、このストーリーがしっかりしていると、「なるほど、深い意味があるんだな」と感心され、すんなりと承認をもらいやすくなります。
一文字の漢字を選ぶコツとしては、クラスの長所や目指す姿から逆算することです。
スポーツが得意な人が少なくても、全員でカバーし合う団結力があるクラスなら「結」や「和」。
とにかく足の速さで圧倒して総合優勝をもぎ取りたいクラスなら「覇」や「疾」。
このように、自分たちの特徴を分析してから漢字を探し始めると、しっくりくる一文字に必ず出会えるはずですよ。
インパクトを残す当て字
「他のクラスと絶対に被りたくない!」「一度見たら忘れられないような強烈なスローガンにしたい!」という挑戦的なクラスには、当て字を使って言葉にひねりを効かせるのも、一つの有効なテクニックですね。
既存の熟語の漢字を、自分たちの思いや名前に合わせた別の漢字に置き換えることで、オリジナリティを爆発させることができます。
たとえば、「全員が最高に輝く」という意味を込めて「全校(ぜんこう)」を「全煌(ぜんこう)」としたり、「ただ勝つだけではなく、笑顔で戦い抜く」という意味で「共闘(きょうとう)」を「笑闘(しょうとう)」としたりするアイデアが考えられます。
また、クラスの担任の先生の名前から漢字を一文字だけ拝借して、熟語の中に忍ばせるというのも、クラスの絆を深める素敵な当て字の使い方ですね。

クリエイティビティと伝わりやすさのバランス
当て字は非常にクリエイティブで楽しい反面、運用にはかなりのセンスと配慮が求められます。
というのも、学校行事のスローガンである以上、「特定の仲間内にしか通じない暗号」になってしまっては本末転倒だからです。
全校生徒や保護者が見て、少し考えれば意味がわかる程度の「親切な当て字」にとどめておくのが、成功への近道になります。
当て字を使う際の重大なリスクと回避策
当て字はやりすぎると、ただの「暴走族のような読めない言葉」になってしまいます。
元の熟語の原型を留めないほど漢字を変更するのは避け、変更するのは1文字だけにとどめるのが安全です。
また、提出用ポスターや横断幕には必ずふりがなを大きく振り、正しい意味を併記しましょう。
意味が不明瞭だと「教育活動にそぐわない」として、生徒指導の先生の審査でストップがかかる可能性が非常に高いので、最終的な判断は必ず学校のルールに照らし合わせて専門の先生にご相談ください。
※ここで紹介する見解はあくまで一般的な目安です。
当て字を成功させる秘訣は、「声に出して読んだ時の響き」は既存の正しい日本語のままで、「文字として見た時の意味」だけをアップデートするという感覚を持つことです。
このルールさえ守れば、先生方からも「よく考えたね!」と褒められるような、ユーモアと知性を兼ね備えた最高のスローガンを生み出すことができると思いますよ。
当て字の作り方や失敗しにくい考え方をさらに詳しく知りたい方は、体育祭のスローガンに当て字を活用!絶対すべらない決め方と実例もあわせてチェックしてみてください。
サブタイトルで意味を補足
ここまで、四字熟語や二字熟語、漢字一文字など、インパクト重視の「短いスローガン」の作り方を紹介してきましたが、それらをさらに素晴らしいものへと引き上げ、完璧なスローガンを完成させてくれるのがサブタイトルの存在です。
最近の中学校の体育祭では、もはや必須と言っても過言ではないほど、「短いメインタイトル + 具体的に説明するサブタイトル」の二段構えが定番フォーマットになっています。
メインの短い言葉は、いわば「キャッチコピー」や「シンボル」としての役割を果たします。
遠くからでも目立ち、応援の時に叫びやすいというメリットがある反面、どうしても具体的な目標が伝わりにくいという弱点があります。
その弱点を完璧に補ってくれるのがサブタイトルなんです。
サブタイトルには、「私たちは今日、具体的にどう行動するのか」というアクションを文章で記述します。

メインとサブを組み合わせる具体的なテクニック
たとえば、メインタイトルをシンプルに「絆」とした場合、それだけではどこにでもあるありきたりなスローガンになってしまいますよね。
しかし、そこにサブタイトルとして「〜落としたバトンも、すれ違う想いも、すべてつなぎ切る〜」とドラマチックな一文を添えるだけで、リレー競技にかける生徒たちの熱い思いや、クラス内でぶつかり合いながらも団結してきた背景のストーリーが一気に浮かび上がってきます。
| メイン(象徴) | サブタイトルの例(具体的な行動宣言) | 込められた狙いやストーリー |
|---|---|---|
| 挑戦 | 〜恐れず一歩先へ、全員で踏み出そう〜 | 運動が苦手な生徒も一緒に成長する全校の団結 |
| 熱狂 | 〜声枯れるまで叫んで、倒れるまで走って、最高更新〜 | 当日の圧倒的な盛り上がりと全力を出し切る姿勢 |
| 獅子奮迅 | 〜グラウンドという舞台で、華々しく躍動せよ〜 | 保護者や地域の方にも伝わる王道感と美しさ |
| 繋 | 〜先輩から受け継いだ想い、未来へ届けるバトン〜 | 学年を超えた縦割りの団結力と伝統の継承 |
文字数の黄金比率としては、メインタイトルは2〜4文字で極力短くインパクトを持たせ、サブタイトルは12〜26文字程度の「息継ぎなしで一気に読み上げられる短文」に設定するのがベストです。
このバランスを守ることで、横断幕にしたときのレイアウトが美しく整い、開会式で生徒代表がマイクで読み上げる際にも、非常にスムーズでかっこよく決まりますよ。
体育祭のスローガンに使えるサブタイトルをもっと詳しく知りたい方は、体育祭のスローガンを彩るサブタイトル!思い出に残るフレーズ作成術の記事も参考にして下さい!
体育祭のスローガンで中学生に人気の例文
スローガンの基本的な形式や、サブタイトルの組み合わせ方といった構造の部分が決まったら、次は実際に使う具体的な言葉を選んでいく楽しいフェーズに入ります。
ここからは、中学生の皆さんが実際の場面で使いやすく、クラスTシャツの背中や立て看板にもバッチリ映える、人気の例文をテイスト別にたっぷりとお届けしていきますね。
士気が上がるかっこいい表現
競技の入場門に並んでいる時や、本番直前に全員で肩を組んで円陣を作って気合を入れるなら、やっぱりアドレナリンが吹き出すようなかっこいい表現が絶対に欲しくなりますよね。
少し背伸びをしてでも、自分たちを奮い立たせるような強い言葉を選ぶのが、中学生ならではの青春の特権かなと思います。
かっこいいスローガンを作るためのコツは、「限界」「頂点」「突破」「覇者」「軌跡」といった、現状に満足せずさらに上を目指すような、上昇志向の強い語彙(ごい)を意識して盛り込むことです。
たとえば、「限界突破、次は自分たちの番だ」や「ぶつけろ全力、掴み取れ頂点」といった言葉は、聞くだけで自然と闘争心を掻き立ててくれますし、リレーのアンカーが走っている姿にも重なって非常に感動的です。
命令形をスパイスとして使いこなす
さらにかっこよさを演出するテクニックとして、「走れ」「掴め」「燃やせ」「超えろ」といった「命令形」の動詞を文章のどこかに一つだけ混ぜるという方法があります。
命令形が入ることで、スローガンが単なるお題目ではなく、自分たち自身に対する強い「宣言」や「誓い」へと昇華されるんですね。
かっこいい表現を洗練させるための引き算
熱い思いを表現しようとするあまり、感嘆符(!)を「掴め頂点!!!」のように多用しすぎると、かえって少し幼く、安っぽい印象になってしまうことがあります。
本当にかっこいいスローガンは、記号に頼らず言葉そのものの強さだけで勝負するのが鉄則です。
!マークは多くても一つに絞り、スッキリとまとめるのが洗練されて見せる秘訣ですね。

言葉の響きが強い分、他のクラスに対して攻撃的なニュアンス(「〇〇組をぶっ潰せ」など)が含まれないようにだけは注意してください。
あくまで「自分たちの限界への挑戦」にフォーカスすることが、誰からも応援されるかっこいいスローガンの絶対条件になります。
抜け感を作るおしゃれな短文
体育祭だからといって、必ずしも汗臭くてガツガツした熱血系の言葉を選ばなければならないというルールはありません。
最近では、クラスTシャツの日常使いや、終わった後のSNSでの写真投稿などを意識して、あえて少し力を抜いたおしゃれなテイストに仕上げるクラスも急増しています。
おしゃれなスローガンを作るための最大のポイントは、画数の多い難しい漢字をなるべく減らし、ひらがなを適度に混ぜて視覚的な「抜け感(余白)」を作ることです。
「ひとつになろう、今日だけは」や「きらめけ、わたしたちの瞬間」といった表現は、無理をしていない自然体な雰囲気が漂い、まるで青春映画のキャッチコピーや、人気アーティストの歌詞のワンシーンを切り取ったようでとても素敵ですよね。

また、文章の最後を「最高の一日」や「忘れられない青空」のように名詞で終わらせる「体言止め」の技法を使うと、言葉の後にフワッとした心地よい余韻が生まれ、より洗練されたエモーショナルな印象を与えることができます。
おしゃれさを倍増させるデザインとの連動
言葉がおしゃれなら、それを表現する文字の形(フォント)にもこだわりたいところです。
力強い極太の筆文字ではなく、少し細身の明朝体や、あえて手書き風のゆるいフォント、あるいはタイプライター風の文字を採用すると、言葉の持つ「抜け感」と絶妙にマッチして、アパレルブランドのロゴのような仕上がりになりますよ。
このおしゃれな短文スタイルは、特に女子生徒からの支持が高い傾向にあります。
クラス内で意見がまとまらない時は、「熱いスローガン」と「おしゃれなスローガン」のどちらの方向性で行くか、まずは全体のトーン(雰囲気)の決を採ってみると、その後の言葉選びがスムーズに進むことが多いので試してみてくださいね。
面白い・もじりネタと注意点
せっかくの学校行事なんだから、とにかくみんなを笑顔にして、最高に楽しい一日にしたい!少しクスッと笑えるようなスローガンで会場の空気を和ませたい!という場合には、テレビCMのキャッチフレーズや、TikTokなどで流行っている言葉、人気アニメの名言などを面白い感じに「もじって」みるのも非常に人気のある手法です。
「〇〇組しか勝たん!」や「勝ち確、でも油断禁物」「〇〇先生の言うことは絶対!」など、普段教室でみんなが使っているような馴染みのある言葉を、うまく体育祭の文脈に落とし込むと、クラスの雰囲気がパッと明るくなります。
また、こうしたユーモアのあるスローガンは、運動が少し苦手で体育祭に対してプレッシャーを感じている生徒の緊張をほぐし、「楽しめばいいんだ!」というポジティブな空気を作ってくれるという素晴らしい効果もあります。
ただし、面白いネタ系のスローガンには、学校という公的な場ならではの厳しいハードルがいくつか存在します。
面白さを追求するあまり、行き過ぎてしまわないようにブレーキをかけることも、実行委員の大切な仕事になります。
パロディに潜むリスクと、賢い「原形留めず」の法則
流行語や企業の商品名、アニメのセリフをそのまま一言一句同じように使用する場合、著作権や商標登録に関わる重大なトラブルになるリスクが潜んでいます。
また、一部の生徒しか知らないYouTuberのネタなどは「内輪ノリ」になり、置いてきぼりになる生徒を生んでしまいます。
元のネタがギリギリわかる程度に言葉を言い換えたり、マイルドに薄めたりする工夫が必須です。
著作権などに関わる使用ルールは学校ごとに見解が異なるため、最終的な判断はご自身の責任で行わず、必ず専門の知識を持つ先生にご相談ください。
※ここで紹介する見解はあくまで一般的な目安です。
学校側の審査を無事にパスして面白さを実現するためのおすすめの型は、「ネタに振り切った短いメインタイトル + 真面目なサブタイトル」の組み合わせです。
たとえば、「体育祭全力界隈 〜笑って走って、気づいたら優勝〜」のように、後半部分でしっかりと「走る・優勝を目指す」という体育祭本来の目的を回収しておけば、先生方も「ユーモアがありつつ、やる気もあって良いね」と笑顔で承認してくれるはずですよ。
笑いを取りつつ失敗しにくい案をもっと見たい方は、面白いスローガンで体育祭を最高に!中学生向けのアイデア集も参考になります。
映えと勢いを作る英語フレーズ
クラスTシャツのデザイン性や、写真に撮った時の見栄え(いわゆる「映え」)を最優先で考えるなら、英語のフレーズを大胆に取り入れるのもすごくかっこいい選択肢になります。
アルファベットが持つ直線的でスタイリッシュな視覚効果は、日本語の漢字やひらがなには出せない独特のスマートさを演出してくれます。
英語を選ぶ際の鉄則は、長くて複雑な文章(構文)にするのではなく、「ONE TEAM(心はひとつ)」や「GO BEYOND(限界の先へ)」、「NEVER GIVE UP(絶対に諦めない)」のように、中学生なら誰でも知っている単語を使い、1〜3語程度の極端に短いフレーズに絞り込むことです。
なぜなら、体育祭のスローガンは目で読むだけでなく、本番で声に出して叫ぶ機会が多いからです。
発音が難しかったり、息継ぎができないほど長かったりする英語は、応援コールとして全く機能しなくなってしまいます。
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日本語の意訳サブタイトルを必ず併記する
また、英語のスローガンには、「パッと見た瞬間に一瞬で意味が頭に入ってこない」という決定的なデメリットが存在します。
体育祭には、おじいちゃんやおばあちゃん、地域の方々も応援に来てくれます。
そうした方々にもクラスの熱い思いを届けるためには、ある工夫が絶対に欠かせません。
英語をメインにする場合は、そのすぐ下や横に、必ず日本語の意訳(サブタイトル)を併記するのが鉄板のレイアウトです。
直訳の堅苦しい日本語ではなく、中学生らしい感情のこもった言葉に翻訳するのがコツです。
たとえば、「FAST & BRAVE」という英語に対して、「速く、そして勇敢に」と直訳するよりも、「〜誰よりも速く、どこまでも勇敢に〜」と少しポエティックに意訳して併記した方が、ぐっと魅力が増しますよね。
逆に、「疾風迅雷」という四字熟語をメインにして、下に小さく「Fast as Wind, Fierce as Thunder」とおしゃれな英語を添えるという、逆パターンの和洋折衷スタイルも非常にデザイン性が高くておすすめですよ。
中学生の最高の体育祭スローガンまとめ
ここまで、体育祭 スローガン 中学生の皆さんに向けて、絶対に他のクラスとかぶらない決め方や、四字熟語から英語までさまざまなテイストの具体的な例文を、かなり掘り下げてご紹介してきました。
記事を読んでみて、自分たちのクラスに合いそうなアイデアや、ヒントは見つかったでしょうか?
王道の四字熟語で真っ向から勝負するもよし、漢字一文字の潔さで魅せるもよし、当て字やユーモアのあるもじりで個性を大爆発させるもよし。
スローガンには「これが正解!」というたった一つの答えはありません。
一番大切なのは、出来上がった言葉の表面的なかっこよさではなく、その言葉のもとに集うクラスや団のみんなが「この言葉を背負って、今日一日を全力で頑張りたい!」と心から思えるかどうかの納得感です。
話し合いのプロセスそのものが最初の体育祭

クラス内で意見が割れてしまって、なかなか一つの言葉に決まらないこともあるかもしれません。
そんな時は、いきなり言葉の多数決を取るのではなく、一度立ち止まって「今年はみんなでどんな体育祭にしたいか?」「終わった後に、どんなクラスになっていたいか?」という、一番根っこの目的の部分からじっくりと話し合ってみてください。
「とにかく笑って終わりたい」のか、「死に物狂いで優勝トロフィーを狙う」のか、目標が共有できれば、自然と選ぶべき言葉の方向性も見えてくるはずです。
スローガンを決めるための熱い議論や、時には意見がぶつかり合うそのプロセス自体が、実はもう体育祭という学校行事の始まりであり、後から振り返ればかけがえのない青春の思い出になります。
皆さんが悩み抜いて決めた、世界に一つだけの最高のスローガンが、グラウンドの青空の下で力強く響き渡ることを、私も心から応援しています!
最高の体育祭にしてくださいね!
