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生徒会演説の例文完全ガイド!役職別の書き方と惹きつけるコツ

生徒会演説の原稿作成から本番対策までを示した、マイクと設計図のスライド 生徒会

生徒会演説の例文を探しているときって、たぶん「とにかく早く形にしたい」「変なことを言ってすべりたくない」「でも、ちゃんと自分らしさも出したい」という気持ちが重なっていると思います。

白紙の原稿用紙を前にすると、やる気がないわけではないのに、最初の一文すら出てこないことがありますよね。

私も学校の演説文を考える場面を見るたびに、上手な文章より先に、まず安心して読める型があるだけでかなり楽になると感じます。

生徒会の演説は、いきなりかっこいい言葉を並べるよりも、自己紹介、立候補した理由、学校の課題、具体的な公約、締めの言葉の順番で組み立てるほうが伝わりやすいです。

生徒会長、副会長、書記、会計など役職によって言うべき内容は少し変わりますが、基本の流れを押さえれば、1分の短い演説にも、少し長めの決意表明にも使えます。

この記事では、すぐ使いやすい例文を出しながら、抱負の考え方、面白い演説にするコツ、ウケ狙いで失敗しない注意点、話し方、緊張対策までまとめます。

丸写しではなく、自分の学校や性格に合わせて少し直す前提で読むと、かなり使いやすいはずです。

特に、生徒会演説は「何を言うか」だけでなく、「本番で言える状態にしておくこと」も大切です。

原稿を作ったあとに声に出して練習し、早口にならないか、噛んだときに戻れるかまで確認しておくと、当日の不安がかなり変わります。

  • 役職別の生徒会演説例文が分かる
  • 1分で話せる短い原稿の作り方が分かる
  • 決意表明や抱負を自然に書ける
  • 面白さと真面目さのバランスが分かる
  • 本番で緊張しても止まらない練習法が分かる

まずはここから!生徒会演説の悩み別ガイド

生徒会演説の例文で「何から考えればいいの?」と迷っている人は、今の悩みに近い記事から読んでみてください。

1分で短くまとめたい人、役職別の例文を見たい人、面白さを入れたい人、締めの言葉や決意表明を整えたい人向けに、役立つ記事をまとめています。

自分の役職や悩みに近い記事から読むと、例文の選び方や原稿の直し方が分かりやすくなります。

生徒会演説の例文テンプレート

この章では、すぐに原稿づくりへ使える生徒会演説の例文を役職別に紹介します。

急いでいる人は、まず下の基本例文を名前・役職・公約だけ変えて使うところから始めてください。

細かい調整は、そのあとで自分の学校や性格に合わせて直せば大丈夫です。

生徒会演説で白紙の不安を減らすために、まず型を知る重要性を説明したスライド

  • まずは基本例文を、名前・役職・公約だけ変えて使う
  • 1分演説なら250字から300字前後を目安にする
  • 公約は一つにしぼると伝わりやすい
  • 最後は「責任を持って行動します。よろしくお願いします」で自然に締められる

まず使える基本例文

生徒会演説で迷ったら、まずは「自己紹介、立候補の理由、公約、締めの言葉」の順番で作るのがおすすめです。この型に当てはめるだけで、話の流れが自然になり、聞いている人にも伝わりやすくなります。

自己紹介、理由、課題、公約、締めの5段階で生徒会演説を組み立てる方法を示したスライド

基本の例文は、次のように作れます。

みなさん、こんにちは。生徒会役員に立候補しました、○年○組の○○です。

私は、みんなが毎日少しでも過ごしやすいと感じられる学校をつくりたいと思い、立候補しました。

今の学校には良いところがたくさんあります。一方で、学年をこえた交流が少ないことや、意見を出す場が限られていることに、少しもったいなさも感じています。

そこで私は、みなさんの声を聞く機会を増やし、行事や日常生活に反映できるようにしていきたいです。

すぐに大きなことを変えるのは難しいかもしれません。でも、小さな意見を一つずつ大切にすることで、学校はもっと良くなると思います。

私に任せていただけたら、責任を持って行動します。

よろしくお願いします。

そのまま使う前に直したいところ
  • 「過ごしやすい学校」を、自分が本当に目指したい言葉に変える
  • 「学年をこえた交流」などの課題を、自分の学校で感じる内容に変える
  • 公約は、実際に先生へ相談できそうな内容にする

この例文の良いところは、無理に派手なことを言っていない点です。「学校を良くしたい」という思いに加えて、「何をするのか」が入っているので、ただの理想論に見えにくくなります。

演説でよくある失敗は、「明るい学校にします」「楽しい学校にします」といった大きな言葉だけで終わり、聞いている側に「具体的には何をするのだろう」と思われてしまうことです。

基本例文を自分用に直すときは、「みんなが過ごしやすい学校」という部分を、自分が本当に目指したい言葉に変えると書きやすいです。

たとえば「あいさつが自然に増える学校」「学年をこえて交流できる学校」「行事にもっと意見を出せる学校」「静かに頑張っている人も認められる学校」などです。

きれいな言葉にするより、普段の学校生活で感じたことに近づけるほうが、読み上げたときに自然になります。

立候補の理由は長くしすぎなくて大丈夫です。「前から生徒会に興味がありました」でもいいですし、「友達や先生に声をかけてもらい、自分にもできることがあると考えました」でも自然です。

推薦で立候補した場合も、無理に最初から強いリーダー感を出す必要はありません。「期待に応えたいと思った」「自分なりに学校に役立ちたいと思った」と言えば、誠実に聞こえます。

公約が思いつかないときは、いきなり立派な言葉を探すより、友達に「学校で少し困っていることある?」と聞いてみると出しやすいです。

行事の連絡が遅くて準備がバタバタする、意見箱に入れた声が見られているのか分からない、準備で困っていることを事前に共有したい、といった小さな不便は演説にしやすい材料になります。

友達に聞いた内容は、そのまま公約にするのではなく、「困っていること」「自分ができること」「演説で言う形」の三つに分けると使いやすくなります。

たとえば、友達から「行事の連絡が遅くて準備がバタバタする」と言われた場合、そのまま「連絡を早くします」と言うだけでは少し弱いです。

そこに、自分が生徒会としてどう動くのかを入れると、演説らしい公約になります。

聞いた困りごと 公約に変える考え方 演説で使える表現
行事の連絡が遅い 準備前に困りごとを集め、早めに共有する 行事の前に各クラスから困っていることを集め、準備がしやすくなるよう生徒会で共有します。
意見箱が見られているか分からない 意見を集めるだけでなく、返事が見える形にする 意見箱に入った声を集めるだけで終わらせず、月に一度、返事や対応を見える形で伝えたいです。
行事の役割分担が分かりにくい 準備で困る点を事前に確認する 文化祭や体育祭の準備で困っていることを事前に集め、クラスごとの動きが分かりやすくなるようにしたいです。

小さな困りごとでも「聞く」「まとめる」「返事を出す」「次の行事に生かす」といった流れまで入れると、ただの思いつきではなく、実際に動けそうな公約に見えます。

大きすぎる約束をするより、小さくても最後までやれそうな内容のほうが、聞いている人には信頼されやすいです。

書き換える場所の目安

  • ○年○組の○○は、自分の学年・組・名前に変える
  • 学校の課題は、自分の学校で本当に感じることに変える
  • 公約は、先生に相談しても無理がなさそうな内容にする
  • 大きすぎる約束より、実際に動けそうな小さな改善にする
  • 締めの言葉は、自分の性格に合う強さに調整する

逆に、「頑張ります」だけで終わると、気持ちは伝わっても内容がぼんやりします。

「みんなの意見を聞くためにアンケートを行います」「行事の準備で学年をこえた協力を増やします」のように、行動が見える言葉を入れるだけで、ぐっと信頼されやすくなります。

もう一つ大事なのは、テンプレートをそのまま覚えるのではなく、自分が本当に言いやすい言葉に直すことです。

「皆様のご意見を反映し」より「みなさんの声を聞いて、生徒会の活動に生かしたいです」のほうが自然に言えるなら、そのほうが本番でも詰まりにくくなります。

最初は基本例文の名前、役職、公約だけを入れ替え、その後で少しだけ自分の経験や思いを足すくらいで十分です。

基本例文を一度見たうえで、自分に合う方向を選びたい場合は、候補者のタイプから考えると原稿を直しやすくなります。生徒会演説は、全員が同じように「学校を変えます」と言えばよいわけではありません。

普段から前に出るタイプなのか、周りを支えるタイプなのか、過去の実績で話せるのか、これからのアイデアで勝負するのかによって、合う言葉は変わります。

候補者のタイプ 合いやすい演説の方向 公約にしやすい内容 避けたいこと
リーダーとして前に出たい人 学校全体の目標をはっきり示す 行事の改善、意見の集約、情報発信 一人で全部変えると言い切ること
サポート役が得意な人 支える、つなぐ、聞く姿勢を出す 意見箱、委員会連携、行事準備のサポート 受け身に聞こえすぎること
実績がある人 過去の経験を今後の行動につなげる 学級委員、委員会、部活動での経験を生かす内容 自慢だけで終わること
目立った実績がない人 日常で感じた課題や人柄を軸にする 過ごしやすさ、声の拾い上げ、行事の困りごと改善 無理に強いリーダー像を作ること
緊張しやすい人 短く、言いやすく、戻りやすい原稿にする 公約を一つにしぼり、理由を短く入れる 一字一句の丸暗記に頼りすぎること

迷ったら、まずは「自分が本番で無理なく言えるか」を基準にしてください。

立派に見える言葉でも、読み上げたときに自分の言葉に聞こえないなら、少しやさしい表現に直したほうが伝わります。

生徒会長、副会長、書記、会計それぞれに求められる姿勢と言葉を整理したスライド

生徒会長向けの例文

生徒会長向けの演説では、学校全体を見ていることが伝わる内容にするのが大事です。

生徒会長は代表として見られる役職なので、自分のやる気だけでなく、学校全体をどうしたいのかまで話すと説得力が出ます。

例文は、次のようにまとめられます。

みなさん、こんにちは。生徒会長に立候補しました、○年○組の○○です。

私は、誰もが自分の意見を言いやすく、学年をこえて協力できる学校をつくりたいと思っています。

学校生活の中で、行事や委員会活動に一生懸命取り組んでいる人がたくさんいます。しかし、その頑張りが全校に十分伝わっていない場面もあると感じています。

私は、生徒会からの情報発信を増やし、みんなの活動や意見がもっと見える学校にしたいです。

具体的には、アンケートで意見を集めたり、行事のあとに感想や改善点を共有したりして、生徒の声を次の活動につなげていきます。

生徒会長として、みなさんの声を受け止め、先生方とも相談しながら、一歩ずつ行動していきます。どうぞよろしくお願いします。

生徒会長の例文では、「明るい学校にします」だけでは少し弱いです。生徒会長は、他の役職よりも少し大きな視点が求められます。

クラスの困りごとだけでなく、学年、委員会、行事、先生との連携など、学校全体を見ようとしていることが伝わると、候補者としての印象が強くなります。

とはいえ、政治家のような難しい言葉を使う必要はありません。私が見ていて自然だなと思うのは、「みんなの声を聞く」「行事をより良くする」「学年をこえて協力する」「一人ひとりが過ごしやすい学校にする」といった、聞いてすぐ分かる言葉です。

代表らしさは、難しい言葉よりも、話の筋が通っているかどうかで出ます。

「アンケート」「行事の改善」「情報発信」「学年交流」など、実際に動けそうな内容を入れると安心感が出ます。学校の掲示板や放送、学級での共有、生徒会だよりのような形で情報を届けるなら、聞いている人もイメージしやすいです。

学校によっては、学校HPやSNSのような発信手段を先生の確認のもとで活用できる場合もありますが、勝手に運用できるものではないので、「情報をもっと見える形で届けたい」と表現しておくと安全です。

生徒会長で伝えたいこと 使いやすい表現 避けたい表現
学校全体を見る姿勢 全校生徒の声を大切にします 私が学校を全部変えます
実行力 できることから一つずつ行動します 必ずすべて実現します
協力する姿勢 先生方や生徒会メンバーと相談します 自分一人で決めて進めます
未来への目標 誰もが意見を出しやすい学校を目指します とにかく最高の学校にします

ただし、校則を全部変える、行事を大幅に増やす、文化祭や体育祭の日程を大きく変更するなどの公約は、学校のルールや予算、先生方の判断に関わることがあります。

演説に入れる前に、先生や選挙管理の担当者に確認しておくと安全です。大きな公約を言いたい場合は、「必ず変えます」ではなく、「意見を集め、先生方と相談しながら改善を目指します」とすると、熱意と現実感の両方が伝わります。

生徒会長の演説で一番避けたいのは、立派なことを言っているのに自分の言葉に聞こえない状態です。

「行事の準備をしている人の頑張りがもっと伝わってほしいと思いました」「学年が違うと話す機会が少ないと感じました」のように、自分が実際に学校生活で感じたことを一つ入れるだけで、聞く側も納得しやすくなります。

公約は、手堅い内容と少し挑戦的な内容のバランスも大切です。あいさつ運動や美化活動は安心感がありますが、他の候補者とかぶりやすい面があります。

一方で、行事の準備期間を伸ばす、他校との交流を増やす、情報発信の方法を変えるといった案は印象に残りやすい反面、学校側との相談が必要です。

目立つ公約を入れるなら、「実現できるかを確認しながら進める」という姿勢まで入れると、勢いだけに見えにくくなります。

副会長向けの例文

副会長向けの演説では、会長を支える姿勢と、生徒一人ひとりの声を拾う姿勢を入れると自然です。副会長は目立つ改革を語るより、周りを見て動けることを伝えるほうが役職に合っています。

例文は、次のように作れます。

みなさん、こんにちは。副会長に立候補しました、○年○組の○○です。

私は、生徒会長を支えながら、みなさんの意見を丁寧に聞き、学校生活をより過ごしやすくするために行動したいと思っています。

学校には、行事をもっと楽しくしたい、休み時間や委員会活動をもっと充実させたいなど、いろいろな思いを持っている人がいると思います。

でも、その声が生徒会まで届きにくいこともあります。

私は副会長として、クラスや学年に関係なく声を聞き、必要なことを生徒会で話し合えるようにしたいです。

目立つことだけでなく、見えにくいところでもしっかり動き、みなさんを支えられる存在を目指します。よろしくお願いします。

副会長の演説で気をつけたいのは、生徒会長と同じような大きな改革ばかりを言わないことです。副会長らしさは「支える」「つなぐ」「聞く」という言葉に出しやすいです。

生徒会長が方向を示す役割だとしたら、副会長はその方向を実際の活動につなげたり、周りの人が動きやすいように支えたりする役割に近いです。

副会長に立候補する人の中には、「会長ほど前に出るタイプではないけれど、学校のために動きたい」という人も多いと思います。その場合は、無理に強いリーダー像を作らなくても大丈夫です。

むしろ、「周りをよく見て行動する」「困っている人の声を拾う」「生徒会メンバーの間をつなぐ」といった言葉のほうが、自分らしく伝えやすいです。

意見箱を使いやすくする、行事の準備で各委員会と連携する、学年ごとの困りごとを生徒会で共有する、といった内容は副会長の公約として自然です。

特に「意見を集めます」だけでは少し弱いので、「集まった意見を月に一度まとめて返事を出す」「行事前にクラスから困っていることを集める」のように、声を聞いたあと何をするのかまで入れると説得力が出ます。

副会長らしさを出しやすい言葉

  • 生徒会長を支えながら
  • みなさんの声を丁寧に聞き
  • クラスや学年をつなぐ役割として
  • 見えないところでも責任を持って
  • 話し合いを行動につなげるために

また、副会長の演説では「自分はサポート役です」と言いすぎると、少し受け身に聞こえることもあります。

支える姿勢は大事ですが、それだけでなく「自分から声を聞きに行きます」「必要なことは生徒会で提案します」のように、自分の行動も入れると頼もしさが出ます。

控えめな人でも、行動の言葉を一つ入れるだけで、しっかりした印象になります。

公約を選ぶときは、身近で続けやすいものを選ぶと良いです。あいさつ運動、意見を集める仕組み、行事の振り返り、委員会同士の連携、掃除や校内美化などは、副会長の立場でも関わりやすいテーマです。

反対に、学校の大きな制度変更や予算が大きく関わる内容を副会長が単独で言い切るのは避けたほうが安全です。

副会長の演説は、派手さよりも「この人がいると生徒会がうまく回りそう」と思ってもらえることが大切です。きれいなスローガンよりも、日常の中でどんなふうに動くのかを具体的に伝えると、票を入れる側に安心感が残ります。

書記や会計の例文

書記や会計の演説では、派手さよりも正確さ、責任感、分かりやすさを伝えるのが向いています。書記なら情報共有や記録、会計なら予算や物品の使い方への意識を話すと、役職に合った演説になります。

書記や会計は、学校を大きく変える宣言よりも、活動を確実に支える姿勢を見せるほうが信頼されやすいです。

書記の例文は、次のように作れます。

みなさん、こんにちは。書記に立候補しました、○年○組の○○です。

私は、生徒会の活動内容や話し合いで決まったことを、みなさんに分かりやすく伝えられる書記を目指したいと思っています。

生徒会では、行事や学校生活について多くのことが話し合われます。しかし、その内容が全校生徒に十分伝わっていないと、せっかくの活動も身近に感じにくくなります。

私は、記録を正確に取り、必要な情報を分かりやすくまとめることで、生徒会とみなさんをつなぎたいです。

小さな仕事にも責任を持ち、見えないところでも学校を支えられるよう努力します。よろしくお願いします。

会計の例文は、次のようにできます。

みなさん、こんにちは。会計に立候補しました、○年○組の○○です。

私は、学校行事や生徒会活動で使うお金や物を大切にし、みんなが納得できる活動につなげたいと思っています。

行事を楽しくするためには、限られた予算や物品を上手に使うことが大切です。私は、必要なものをきちんと確認し、無駄を減らしながら、生徒会活動を支えていきたいです。

会計として責任を持って取り組み、安心して任せてもらえる存在を目指します。よろしくお願いします。

書記や会計は、演説で無理に大きな改革を言わなくても大丈夫です。

むしろ、「正確に記録する」「分かりやすく伝える」「無駄を減らす」「責任を持つ」といった実務的な言葉のほうが、聞いている人に安心してもらいやすいです。

書記の場合は、「字がきれいです」「メモを取るのが得意です」だけで終わらせるより、その得意なことを学校全体にどう役立てるのかまで言うと良いです。

たとえば、「話し合いの内容を分かりやすくまとめる」「行事の予定や決定事項を伝わりやすくする」「生徒会の活動が見えるようにする」といった形です。

もし委員会や部活動で記録係、会計係、経理に近い役割をした経験があるなら、「決まったことを最後まで確認するのが得意です」のように、自分の実績として短く入れると自然です。

会計の場合は、お金の話をするので少し慎重さが必要です。学校の予算や会計のルールは学校ごとに決まりがあり、生徒だけで自由に決められない場合も多いです。

そのため、「予算を自由に使います」「費用を大きく減らします」と断定するより、「限られた予算を大切に使えるよう、確認を怠らず取り組みます」「先生方と相談しながら、無駄のない活動を支えます」としたほうが安心です。

役職 伝えたい強み 公約にしやすい内容
書記 正確さ、整理力、分かりやすさ 議事内容の共有、掲示物の見やすさ、活動報告
会計 責任感、慎重さ、確認力 予算や物品の管理、無駄の削減、透明性の意識
共通 見えない仕事を続ける力 生徒会活動を裏から支える姿勢

初心者が迷いやすいのは、「書記や会計だと話すことが少ない」と感じる点です。でも、むしろそこがチャンスです。

会長のように大きな未来を語らなくても、「毎回の会議をきちんと記録します」「行事の準備で必要なものを確認します」「みんなが活動内容を知れるようにします」という身近な言葉が、かなり信頼につながります。

書記や会計の演説で大切なのは、地味な役割を地味なまま終わらせないことです。

見えない仕事があるから行事や生徒会活動が動く、という視点を入れると、聞いている人も役職の意味を理解しやすくなります。

1分で話せる短い例文

1分の生徒会演説では、だいたい250字から300字くらいを目安にすると話しやすいです。ただし、緊張すると早口になったり、逆に言葉が止まったりすることもあるので、自分の読む速さで必ず時間を測ってください。

学校によって持ち時間は違うため、正確な時間や原稿の決まりは必ず先生や選挙管理委員会の指示を確認しましょう。

1分用の例文は、次のように短くまとめると使いやすいです。

みなさん、こんにちは。生徒会役員に立候補しました、○年○組の○○です。

私は、みんなが意見を出しやすく、毎日を気持ちよく過ごせる学校にしたいと思い、立候補しました。

学校生活の中には、もっとこうなったらいいなと思うことがあるはずです。私は、アンケートや意見を聞く機会を増やし、生徒会でしっかり話し合えるようにしたいです。

大きなことを一度に変えるのではなく、小さな声を大切にして、一つずつ行動していきます。

私に任せてください。よろしくお願いします。

1分演説では、自己紹介を短くして、公約と最後のお願いに時間を残すのがコツです。

名前やクラスを長く話すより、「何をしたいのか」を早めに伝えたほうが印象に残ります。

全校生徒の前で何人もの演説が続く場合、長い前置きより、最初の数秒で「この人は何をしたいのか」が分かるほうが親切です。

演説時間 文字数の目安 意識したいこと
1分 250字から300字前後 公約を一つにしぼる
2分 500字から600字前後 理由と具体例を入れる
3分 750字から900字前後 公約を二つほど話せる

1分で話す場合、公約は基本的に一つにしぼったほうがまとまります。

「あいさつ運動をします」「意見を集めます」「行事をより良くします」など、一番伝えたいことを一つ選び、その理由を短く入れて、最後に決意を伝える流れがちょうどいいです。

演説では、聞いている人が原稿を全部覚えてくれるわけではありません。最後に残るのは「意見を聞いてくれる人」「行事を良くしたい人」「落ち着いていて任せやすそうな人」といった大まかな印象です。

だからこそ、公約を詰め込むより、一番伝えたいことを一つ決めて、理由と行動をセットで話すほうが残りやすくなります。

原稿を短くするときは、長すぎるあいさつや前置き、似た意味の言い換えから削ります。最後に、公約そのものはなるべく残してください。演説で一番聞かれるのは「この人は何をしてくれるのか」なので、そこを削りすぎると印象が弱くなります。

1分原稿の配分イメージ

  • あいさつと自己紹介は10秒前後
  • 立候補した理由は10秒から15秒前後
  • 公約と具体的な行動は25秒前後
  • 締めの言葉とお願いは10秒前後

1分演説でありがちな失敗は、文字数だけを見て安心してしまうことです。

同じ300字でも、言いにくい言葉が多いと時間がかかりますし、緊張すると呼吸のタイミングも変わります。

文章を作ったら、必ず声に出して読んでください。

読む途中で息が苦しくなる文は、二つに分けたほうが本番で楽です。実際に時間を測って読むと、練習では普通の速さだと思っていても、聞いてもらった相手から「少し早い」と言われることがあります。

句点のところで一拍置く練習をしておくと、本番で早口になりにくいです。

もし時間を少し超えそうなら、最後のお願いを削るのではなく、途中の説明を短くするほうがおすすめです。締めが弱くなると、全体の印象も少し弱くなってしまいます。

信任投票で使える例文

信任投票の場合は、他の候補者との違いを強く出すよりも、「任せても大丈夫そう」と思ってもらえる誠実さが大切です。対立候補がいないからといって気を抜かず、立候補した理由と、どんな行動をしたいのかを短く伝えましょう。

みなさん、こんにちは。生徒会役員に立候補しました、○年○組の○○です。私は、みなさんが安心して意見を出せる学校にしたいと思い、立候補しました。

信任していただけたら、行事や学校生活の中で感じる困りごとを丁寧に聞き、生徒会で話し合いながら、できることから行動していきたいです。

任せてよかったと思ってもらえるよう、責任を持って取り組みます。どうぞよろしくお願いします。

決意表明の伝え方

決意表明は、「頑張ります」だけで終わらせず、何を、どう頑張るのかまで言うと伝わりやすくなります。気合いを見せる場面ではありますが、言葉が大きすぎると逆に軽く見えることもあります。

決意表明で大切なのは、強い言葉よりも、実際の行動が想像できる言葉を選ぶことです。

たとえば、次のような表現は使いやすいです。

私は、みなさんの意見を聞くだけで終わらせず、生徒会で話し合い、できることから行動に移していきます。

私は、目立つことだけでなく、日々の学校生活を支える小さな活動にも責任を持って取り組みます。

私は、一人で学校を変えるのではなく、みなさんと一緒により良い学校をつくっていきたいです。

決意表明では、「必ず変えます」「絶対に実現します」と言いたくなるかもしれません。でも、校則、行事日程、予算、施設の使い方、スマートフォンやタブレットのルールなどは、生徒会だけで決められないことも多いです。

勢いのある言葉は目立ちますが、実現できなかったときに信頼を落とす可能性もあります。

おすすめは、「実現します」よりも「実現に向けて行動します」と言うことです。この言い方なら、やる気も伝わりつつ、現実的な印象になります。

「先生方と相談しながら」「みなさんの意見を聞きながら」「できることから一つずつ」という言葉を添えると、さらに落ち着いた決意表明になります。

公約を話すときは、「なぜそれをやりたいのか」も一文入れると、きれいごとに見えにくくなります。

決意表明を作るときは、自分がどんなタイプに見られたいかを考えると書きやすいです。

リーダーシップを見せたいなら「先頭に立って行動します」、誠実さを見せたいなら「一つひとつの声を大切にします」、親しみやすさを見せたいなら「みなさんと一緒に考えていきます」という方向が合います。

伝えたい印象 使いやすい決意表明
リーダーらしさ 生徒会の一員として、先頭に立って行動します。
誠実さ 一つひとつの意見を大切にし、責任を持って取り組みます。
協調性 みなさんや先生方と相談しながら、より良い形を考えます。
実行力 言葉だけで終わらせず、できることから行動に移します。

また、決意表明は演説の最初に入れる場合と最後に入れる場合で、少し役割が変わります。

最初に入れるなら「私は、○○な学校にしたいと思い、立候補しました」という立候補理由として使いやすく、最後に入れるなら「だから私は、責任を持って行動します。

よろしくお願いします」という締めの言葉として印象を残せます。

よくある迷いとして、「自信がないのに強い言葉を言ってもいいのか」というものがあります。

私の感覚では、自信満々に見せようとしすぎるより、「まだ足りないところもありますが、責任を持って取り組みます」のように誠実さを出したほうが自然に聞こえます。

完璧な人に見せる必要はありません。任されたら逃げずに取り組む、という姿勢が伝われば十分です。

完璧な指導者に見せるより、誠実に最後まで伝える姿勢が大切だと示すスライド

生徒会演説の例文を磨くコツ

ここからは、例文を自分らしい原稿に直すためのコツを紹介します。

抱負の具体化、締めの言葉、面白い演説、ウケ狙いの注意点、話し方、緊張対策まで押さえると、ただ読むだけの演説から一歩抜け出せます。

例文を完成形として見るのではなく、自分の学校に合わせて調整する材料として使ってください。

抱負を具体化する方法

抱負は、「どんな学校にしたいか」と「そのために何をするか」をセットで書くと具体的になります。聞いている人が頭の中で行動をイメージできる抱負ほど、演説では強く伝わります。

たとえば、「明るい学校にしたい」だけだと少し広すぎます。

そこに「学年をこえた交流を増やす」「あいさつ運動を続ける」「行事の意見を集める」といった行動を足すと、急に現実味が出ます。

ぼやけた公約を、行動が見える具体的な言葉に変える例を示したスライド

抱負は夢を語る部分でもありますが、演説では聞いている人が「それならできそう」と思える具体性が必要です。

ぼんやりした抱負 具体化した抱負
楽しい学校にしたい 行事後に意見を集め、次の行事をより楽しくしたい
みんなの声を大切にしたい アンケートや意見箱を使いやすくしたい
きれいな学校にしたい 掃除やゴミ拾いを呼びかけ、気持ちよい環境をつくりたい
交流を増やしたい 学年をこえたレクリエーションの機会を考えたい

抱負を考えるときは、休み時間、行事、委員会、掃除、あいさつ、情報共有など、自分が本当に気になっている学校生活の場面から考えると書きやすいです。

行事の準備が一部の人だけに偏っていると感じるなら、「役割分担を分かりやすくして、みんなが参加しやすい行事にしたい」と言えます。

意見を出すのが苦手な人が多いと感じるなら、「匿名でも意見を出しやすい仕組みを考えたい」と言えます。

自分一人で考えて行き詰まるなら、友達に聞いてみるのもかなり有効です。

「行事の連絡が遅くて準備がバタバタする」「意見箱があっても返事が見えない」など、自分では見落としていた困りごとが出てくることがあります。

その中から、自分が本当に取り組めそうなものを選ぶと、他の候補者とかぶりにくくなります。

抱負を具体化する手順は、難しく考えなくて大丈夫です。まず「困っていること」か「もっと良くしたいこと」を一つ書きます。

次に、それがなぜ大事なのかを一文で書きます。最後に、自分が生徒会で何をしたいのかを書きます。この三つを並べるだけで、演説の中心部分になります。

抱負の作り方

  • 今の学校で気になることを一つ選ぶ
  • それが良くなると、誰にどんなメリットがあるか考える
  • 生徒会としてできそうな行動に落とし込む
  • 聞いた意見に返事を出す、準備前に困りごとを集めるなど、行動後の流れまで考える
  • 実現できる範囲か、先生やルールに関係しないか確認する

公約を決めるときは、「自分が本当に気になっていることか」「生徒会として動ける範囲か」「聞いた人が変化をイメージできるか」の三つで確認すると選びやすいです。

どれか一つでも弱い場合は、少し言い方を変えたほうが安全です。

たとえば「行事をもっと楽しくします」だけでは広すぎるので、「行事前に困っていることをクラスから集め、準備が進めやすくなるよう共有します」のようにすると、聞いている人が行動を想像しやすくなります。

ただし、スマートフォンの使用ルールや行事日程の変更など、学校全体の決定が必要な内容は慎重に扱いましょう。演説で話すなら、「先生方と相談しながら」「みなさんの意見を聞きながら」のように、実現までの過程を入れると現実的です。

特に校則や予算に関わる内容は、自分だけで決められないことが多いので、強く言い切らないほうが安心です。

また、抱負を大きく見せようとして、社会的な言葉を無理に入れすぎる必要はありません。

「多様性」「誰一人取り残さない」「情報発信」などの言葉は、内容に合っていれば良いですが、意味を説明できないまま使うと借り物っぽく聞こえることもあります。

使うなら、「誰もが意見を出しやすい」「得意なことを生かせる」「活動内容がみんなに伝わる」のように、自分の言葉に置き換えると自然です。

抱負は一つにしぼっても十分です。短い演説なら一つの抱負をしっかり話したほうが印象に残ります。

長めの演説でも二つまでにして、それぞれに具体的な行動を入れるとまとまりやすいです。大事なのは、聞いた人が「この人は本当に学校生活を見ているな」と感じることです。

締めの言葉の作り方

締めの言葉は、最後に「任せても大丈夫そう」と思ってもらうための一言です。

ここでだらだら話すより、短く、前向きに、お願いまで入れるほうが印象に残ります。締めの言葉は、演説全体の印象を決める最後のひと押しです。

使いやすい締めの言葉には、いくつかの型があります。

公約の再確認、行動する決意、最後のお願いで締める構成を示したスライド

タイプ 締めの言葉の例
熱意型 みなさんの期待に応えられるよう、全力で取り組みます。よろしくお願いします。
協力型 私一人ではなく、みなさんと一緒により良い学校をつくっていきたいです。
誠実型 一つひとつの声を大切にし、責任を持って行動します。
行動型 言葉だけで終わらせず、できることから実行していきます。

締めの言葉では、新しい話題を出さないことが大切です。

演説の本文で「あいさつ運動」について話していたのに、最後に急に「文化祭も変えたいです」と言うと、どちらが本題だったのか分かりにくくなります。

締めはあくまで、これまで話した内容をもう一度短くまとめる場所です。

おすすめは、本文で話した公約をもう一度短く言い換えてから、投票のお願いにつなげる形です。

たとえば、「みなさんの声を大切にする学校を目指して行動します。よろしくお願いします。」のようにまとめると、自然に終われます。

締めの言葉を作るときの型

「本文で話した公約」+「行動する決意」+「お願い」の順にすると、まとまりやすいです。

例:みなさんの声を学校生活に生かせるよう、できることから行動します。どうぞよろしくお願いします。

締めの言葉は、自分の性格に合わせて選ぶと失敗しにくいです。元気で明るいタイプなら熱意型が合いますし、落ち着いているタイプなら誠実型が合います。

人前で強く言うのが苦手なら、「全力で引っぱります」より「責任を持って取り組みます」のほうが自然に聞こえます。

信任投票の場合は、他の候補者との違いを強く出すよりも、信頼して任せてもらえるように誠実さを見せるほうが合います。

「みなさんに信任していただけるよう、責任を持って取り組みます」「任せてよかったと思ってもらえるよう努力します」のような締め方が使いやすいです。

逆に、本文が落ち着いた内容なのに最後だけ「絶対に後悔させません」と強くなりすぎると、少し大げさに聞こえる場合があります。

基本的には「責任を持って」「一つずつ」「みなさんと一緒に」のような言葉のほうが、幅広い人に受け入れられやすいです。

締めの言葉は、練習のときも特に丁寧に読むのがおすすめです。最後だけは少しゆっくり、顔を上げて言うと、聞いている人の印象に残りやすくなります。

生徒会演説の締めの言葉の中学生編|印象に残る例文とコツを解説の記事では、さらに詳しく解説しています。

全部を丸暗記するのが不安な人でも、最初のあいさつと最後のお願いだけはほぼ覚えておくと安心です。出だしと締めが安定すると、途中で少し言い回しが変わっても全体が崩れにくくなります。

面白い演説にするコツ

面白い演説にしたいなら、ギャグを入れるより、みんなが共感できる学校生活のあるあるから入るのがおすすめです。笑わせることを目的にするより、「たしかに」と思ってもらうほうが安全で伝わります。

面白さは一発ギャグではなく、聞いている人の共感から作るほうが失敗しにくいです。

たとえば、次のような入り方です。

朝、教室に入ったときに元気なあいさつが聞こえると、それだけで少し気分が明るくなります。私は、そんな小さな明るさが増える学校にしたいと思っています。

行事のあとに「楽しかった」で終わるだけでなく、「次はもっとこうしたい」と話せる学校になったら、もっと良くなると思います。

このように、日常の小さな場面から公約につなげると、真面目すぎず、でも軽すぎない演説になります。特に生徒会演説は、人気投票だけではなく「この人に任せられるか」を見られる場でもあります。

親しみやすさは大事ですが、ふざけすぎると先生や真面目に聞いている人からの印象が下がることもあります。

面白い演説にするコツは、最初のつかみに少しだけ身近な話を入れることです。

「朝のあいさつが眠そうな日もありますよね」「行事の準備で、誰が何をするのか分からず少し困ったことがあります」「意見を言いたいけれど、手を挙げるのはちょっと勇気がいることもあります」のような話なら、笑いを取りに行かなくても、聞いている人が自分のこととして受け止めやすくなります。

ただし、あるあるネタを入れるときは、誰かを責める形にしないことが大切です。「掃除をしない人が多いです」「あいさつをしない人が悪いです」と言うと、聞いている人の中に責められたように感じる人が出るかもしれません。

代わりに、「もっと気持ちよく過ごせるように」「自然に声をかけ合える雰囲気をつくれるように」と言い換えると、前向きに聞こえます。

使いやすい面白さ 避けたい面白さ
学校生活のあるある 誰かをいじるネタ
少しだけ自分の失敗談を入れる 自分を下げすぎる自虐
公約につながる共感 公約と関係ないギャグ
聞いた人が笑顔になる表現 一部の人だけが分かる内輪ネタ

少し笑える要素を入れるなら、自分を下げすぎない軽い自虐や、学校生活の共通ネタくらいにしておくのが無難です。

たとえば、「私も意見を言うのに勇気がいるタイプですが、だからこそ意見を出しやすい場をつくりたいです」という言い方なら、自分らしさも出ますし、公約にもつながります。

面白い演説にしたい人ほど、最後は真面目に締めることが大切です。最初に少し親しみやすさを出しても、途中から公約をしっかり話し、最後に責任感を見せれば、全体として信頼されやすくなります。

笑いを入れるかどうかで迷ったら、「その話が公約につながるか」を基準にしてください。

ウケ狙いで失敗しない注意点

ウケ狙いは、やりすぎると演説全体の信頼感を落としてしまいます。少し場を和ませるくらいなら良いですが、笑いだけを取りに行くと「結局、何がしたい人なの?」と思われやすいです。

生徒会演説の笑いは、人気を取るためではなく、話を聞きやすくするために少し使うくらいがちょうどいいです。

共感を生む安全な笑いと、信頼を失いやすい危険な笑いの違いを説明したスライド

避けたほうがいいウケ狙いには、次のようなものがあります。

  • 先生や生徒をいじるネタ
  • 校則や学校への不満を強く笑いにするネタ
  • 内輪だけにしか分からないネタ
  • 失敗すると空気が重くなる一発ギャグ
  • 公約と関係のないパフォーマンス

学校の演説は、教室の雑談とは違います。全校生徒の前で話す場なので、特定の先生、クラス、部活動、個人の特徴を笑いにするのは危険です。

本人に悪気がなくても、聞いた人によっては失礼に感じることがあります。

ウケ狙いを入れるなら、必ず公約につながる形にしましょう。

たとえば、「朝のあいさつが眠そうな日もありますよね」と軽く共感を取ってから、「だからこそ自然にあいさつが増える雰囲気をつくりたい」とつなげると、笑いが演説の邪魔をしません。

笑いのあとに必ず真面目な話へ戻る道を作っておくと、聞いている人も安心して聞けます。

よくある失敗は、ウケ狙いの部分だけに力を入れすぎて、公約が薄くなることです。演説後に「あの人、面白かったね」と言われても、「で、何をするんだっけ?」となると、投票にはつながりにくいです。

さらに、狙ったところで笑いが起きなかったとき、自分が焦って次の言葉を忘れてしまうこともあります。生徒会選挙では、面白さよりも信頼感が最後に残るほうが強いと思います。

ウケ狙いを入れる前に確認したいこと

  • 誰かを傷つける内容になっていないか
  • 先生が聞いても不快にならないか
  • 公約や抱負につながっているか
  • すべったときに自分が立て直せる内容か
  • 学校の雰囲気に合っているか

内輪ネタも注意が必要です。仲の良い友達だけなら笑ってくれるかもしれませんが、全校生徒の前では分からない人のほうが多いこともあります。

分からない人が置いていかれるネタは、演説としてはあまり強くありません。全員が分かりやすい「朝」「行事」「掃除」「あいさつ」「休み時間」などの話題のほうが安全です。

また、自虐ネタも使い方に気をつけたいところです。「私は頼りないですが」と言いすぎると、本当に頼りなく見えてしまいます。

入れるなら、「私も最初は意見を言うのが得意ではありませんでした。だからこそ、誰でも意見を出しやすい学校にしたいです」のように、弱みから公約へつなげる形が良いです。

どうしても不安な場合は、友達だけでなく先生や家族にも一度聞いてもらうのがおすすめです。自分では面白いつもりでも、聞く人が変わると印象が変わることがあります。

最終的には、自分が本番で安心して読める内容にすることが一番大事です。

必勝法になる話し方

生徒会演説に絶対の必勝法はありませんが、伝わりやすくする話し方はあります。原稿の内容が同じでも、声の大きさ、間の取り方、目線で印象はかなり変わります。

まず意識したいのは、最初のあいさつをはっきり言うことです。最初の声が小さいと、その後も自信がなさそうに見えやすくなります。

最初の「みなさん、こんにちは」だけは、原稿を見なくても言えるくらい練習しておくと安心です。

次に、原稿をずっと見続けないことです。

全部を暗記する必要はありませんが、「みなさん、こんにちは」「よろしくお願いします」「公約を言う直前」など、数か所だけ顔を上げる場所を決めておくと印象が良くなります。

体育館なら、前、中央、後ろの三か所を見るつもりで十分です。教室なら、真ん中あたりを見るだけでも、顔を上げて話している印象になります。

話すスピードは、少しゆっくりすぎるくらいでちょうどいいです。緊張すると早口になりやすいので、句読点のところで一拍置くつもりで読むと聞き取りやすくなります。

特に公約を言う部分と最後のお願いは、急がないほうが良いです。本番の体育館では、思ったより人の顔が多く見えて、マイクの前で自分の息の音まで気になることがあります。

最初に声が震えたり早口になったりしても、一文ごとに顔を上げる、うなずいてくれている友達や前の方の人を見る、といった小さな立て直し方を決めておくと落ち着きやすいです。

  • 最初のあいさつは大きめの声で話す
  • 公約の前に少し間を置く
  • 原稿から顔を上げる場所を決める
  • 最後のお願いは急がず丁寧に言う

必勝法という言葉を見ると「これをやれば必ず当選する方法」を期待したくなります。でも、選挙結果は候補者の人数や学校の雰囲気、日ごろの信頼関係にも左右されます。

話し方を整えるのは、票を確実に取るためというより、自分の考えをできるだけ正しく届けるためです。

場面 意識すること 効果
最初のあいさつ 顔を上げて少し大きめに言う 自信がある印象になる
立候補理由 急がず自然な声で読む 気持ちが伝わりやすい
公約 前後に少し間を置く 内容が印象に残りやすい
締めの言葉 最後まで声を小さくしない 頼もしい印象で終われる

姿勢も思った以上に大事です。背中が丸まっていたり、体が左右に揺れていたりすると、内容が良くても不安そうに見えます。

足を肩幅くらいに開いて立ち、原稿を胸の少し下あたりで持つと、声も出しやすくなります。マイクがある場合は、近づきすぎず、離れすぎず、先生の指示に合わせると安心です。

原稿には、顔を上げる場所を印で書いておくと便利です。

たとえば、「みなさん、こんにちは」のあとに「見る」、「私の公約は」の前に「ゆっくり」、「よろしくお願いします」の前に「顔を上げる」とメモしておくと、本番で焦っても思い出しやすいです。

声の大きさに自信がない場合は、家の中で少し離れた人に聞こえるか試してみてください。大声を出すというより、最後の言葉まではっきり言うことが大切です。

語尾が小さくなると自信がないように聞こえやすいので、「です」「ます」「お願いします」まで丁寧に言い切ることを意識すると良いです。

目線、話す速さ、姿勢、つまずいた時の対処をまとめた本番対策スライド

緊張しない練習方法

緊張を完全になくすのは難しいですが、緊張しても読める状態にはできます。生徒会演説では、緊張しない人を目指すより、緊張しても止まらない準備をするほうが現実的です。

本番で大事なのは、緊張しないことではなく、緊張しても最後まで話し切れることです。

まず、声に出して3回は読んでみてください。黙読だとスムーズに見える文章でも、実際に読むと息が続かなかったり、言いにくい言葉が出てきたりします。

できれば、慣れてきたら自分の部屋で小さい声で読むだけでなく、立って少し大きめの声で読む練習に変えていくのがおすすめです。

最初の数回は同じところで噛んだり、「これ、聞いている人はつまらないかも」と不安になったりしても普通です。

読みにくい部分は、かっこいい表現にこだわらず、普段の自分が言いやすい言葉に直しましょう。

声に出して読む、時間を測る、原稿に印をつける練習手順を示したスライド

たとえば「円滑な情報共有を実現します」が言いにくければ、「情報を分かりやすく伝えます」で十分です。

練習回数の目安としては、ただ一度読むだけではかなり不安が残りやすいです。大事なのは、最初から完璧に読むことではなく、噛む場所や早口になる場所を見つけることです。

練習回数の目安 起こりやすいこと やるとよい修正
1〜5回目 噛む場所、息が続かない文、かたい表現が見つかる 言いにくい言葉を普段の言葉に直す
10回前後 次に何を言うかが少し見えるようになる 顔を上げる場所と、間を置く場所を決める
20〜30回前後 少し詰まっても戻れる感覚が出てくる 時間を測り、早口になっている部分を直す
本番前日 不安をゼロにするより、流れを確認する段階になる 最初の一文、締めの言葉、公約の要点だけ確認する

練習回数が増えるほど不安が完全になくなる、というより、「もし噛んでも戻れるかもしれない」と思えるようになるのが大きいです。

生徒会演説では、完璧に暗唱することより、少し崩れても最後まで言い切れる状態を作るほうが本番で助けになります。

次に、時間を測ることです。1分のつもりで書いた原稿が、読んでみると1分30秒になることもあります。

逆に、緊張して早口になると短くなりすぎる場合もあります。時間を測るときは一度だけで判断せず、少なくとも二、三回読んで平均を見たほうが安心です。

本番に近い練習をするなら、家族や友達の前で一度読むのが効果的です。少し恥ずかしいですが、人に聞いてもらうと、本番の緊張に近い感覚を先に経験できます。

家族には「少し文章がかたい」、先生には「なぜそれをやりたいのかを入れたほうがいい」、友達には「ちょっと早い」といった、自分では気づきにくい指摘をもらえることがあります。

指摘を全部入れる必要はありませんが、言葉の自然さ、理由の分かりやすさ、話す速さの三つは直す価値が高いです。

原稿には、顔を上げる場所や少し間を置く場所をメモしておくと安心です。

たとえば、「ここで見る」「ゆっくり」と書いておくだけでも、本番で焦りにくくなります。原稿をきれいに書くことも大事ですが、本番で自分が読みやすいことのほうがもっと大事です。

文字を少し大きめにしたり、段落ごとに空行を入れたりすると、目で追いやすくなります。

本番前の練習チェック

  • 声に出して読んだか
  • 立って少し大きめの声で読んだか
  • 時間を測ったか
  • 言いにくい言葉を直したか
  • 顔を上げる場所を決めたか
  • 誰かに一度聞いてもらったか
  • 噛んだときの戻り方を決めたか

緊張しやすい人は、最初の一文だけ暗記しておくのもおすすめです。

出だしでつまずくと焦りやすいので、「みなさん、こんにちは。○年○組の○○です。」だけでもスムーズに言えるようにしておくと、その後に入りやすくなります。

全部を暗記しようとすると、忘れたときに怖くなりますが、最初だけなら負担も少ないです。

原稿は、一字一句を完全に丸暗記するより、「最初と最後はほぼ覚える」「真ん中の公約は要点で覚える」という形のほうが、本番で立て直しやすいです。

たとえば「意見を集める」「行事を盛り上げる」「学校生活を過ごしやすくする」のようにキーワードで覚えておけば、言い回しが一か所飛んでも「みなさんの声を聞いて、生徒会の活動に生かしたいです」と言い換えられます。

丸暗記だけに頼ると、接続詞を一つ忘れただけで頭が真っ白になることがあるので注意してください。

覚え方 安心できる点 困りやすい点 向いている人
丸暗記型 言う内容が決まっているので練習しやすい 一語忘れたときに止まりやすい 暗記が得意で、本番でも落ち着いて読める人
要点記憶型 言い回しが飛んでも言い換えやすい 練習不足だと話が散らばりやすい 緊張しやすい人、自然な言葉で話したい人
組み合わせ型 出だしと締めが安定し、途中も戻りやすい 要点の整理が必要 多くの人に使いやすい方法

おすすめは、最初と最後だけはしっかり覚え、真ん中は要点で覚える組み合わせ型です。出だしと締めが安定していると、途中で少し言い回しが変わっても演説全体は崩れにくくなります。

本番直前は、何度も原稿を読み直すより、深呼吸して最初の一文と締めの言葉を確認するくらいのほうが落ち着くこともあります。手が震える場合は、原稿を両手で持つと少し安定します。

声が震えても、それだけで悪い印象になるわけではありません。むしろ、一生懸命さが伝わることもあります。

もし本番で言葉につまっても、そこで失敗が決まるわけではありません。一度息を吸って、次の文から読み直せば大丈夫です。

聞いている側は、思っているほど細かいミスを覚えていないものです。大切なのは、途中で少し止まっても投げ出さず、最後の「よろしくお願いします」まで言い切ることです。

練習のゴールは、完璧に読むことではありません。多少間違えても戻れる、少し緊張しても声を出せる、時間内に収められる。この三つができれば、本番の準備としてはかなり整っています。

まとめ

生徒会演説の例文は、丸暗記するためではなく、自分の考えを整理するための型として使うと便利です。基本は、自己紹介、立候補した理由、学校の課題、具体的な公約、締めの言葉の流れで作れば大きく外しにくくなります。

まずは、この記事の例文から自分に近い役職のものを一つ選び、名前と公約だけを入れ替えてみてください。

次に、その公約が自分の学校で本当にできそうかを確認し、最後に声に出して時間を測ります。この三つをやるだけでも、白紙の状態よりかなり本番に近づきます。

完璧な言葉を探しすぎなくても大丈夫です。大切なのは、自分の言葉で、できることを誠実に伝えることです。

練習の目的は不安をゼロにすることではなく、噛んでも戻れる、早口になっても気づける、最後まで言い切れる状態に近づけることです。