新学期が始まると、クラスの一大イベントとして「学級目標」決めがありますよね。「学級目標 中学校 面白い」で検索されたということは、きっと「どうせ決めるなら、教室の飾りじゃなくて、みんながワクワクするような目標がいい！」そんな風に考えている先生や、生徒さんなのかなと思います。
私も、従来の「お堅い」スローガンには少し疑問があって。もちろん、規律も大事ですが、特に中学校生活って、1年生の最初は不安だらけですし、2年生になると中だるみも出てくるし、3年生は受験でピリピリしますよね。そんな時、クラスの「共通言語」になるような、ユニークな目標があったら素敵だと思いませんか？
この記事では、単にウケるだけじゃない、教育的な意味も込めた「面白い」学級目標のアイデアを紹介します。例えば、かっこいい四字熟語や英語のスローガン、みんなで盛り上がれるあいうえお作文やパロディのヒント、そして何より大切な「決め方」のプロセスまで。学年別のヒントもまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 学年別（1年・2年・3年）の面白いアイデア
- 「かっこいい」四字熟語や英語の例
- 「あいうえお作文」などユニークな作成術
- 生徒のやる気を引き出す「決め方」のプロセス
学級目標（中学校）の面白いアイデア集
まずは、私が「これは！」と思った、ユニークで面白い学級目標のアイデアを、カテゴリ別に紹介しますね。単なるウケ狙いじゃなく、クラスの課題や願いが込められたものをピックアップしてみました。
なぜ今、「面白い」目標が求められているのか。それは、生徒の心にフックをかけ、教室の「共通言語」となり、日々の行動変容を促すための「教育的工夫」なんだと私は思います。生徒たちが自ら愛着を持てる言葉を選ぶことが、主体性を引き出す第一歩になりますからね。
1年生向け「たこ焼き」の比喩
1年生に特におすすめしたいのが、この「たこ焼き」というメタファー（比喩）を使った目標です。
「たこ焼き ～外はしっかり中は楽しく～」
これ、すごく深くないですか？ 1年生の最大の課題って、新しい環境への適応と、小学校とは違う「中学校生活の基本」を学ぶことだと思うんです。
「規律」と「楽しさ」の両立
「外はしっかり」は、授業への集中、提出物、規律、清掃といった「真面目に取り組む姿勢」ですね。そして「中は楽しく」は、クラスの雰囲気、友情、行事への熱意、笑顔、互いへの思いやりといった「心の部分」です。
この「規律」と「楽しさ」の両立って、中学校生活で一番大事なことかもしれません。でも、「真面目にやろう」「仲良くしよう」と真正面から言われると、ちょっと窮屈に感じてしまうかも。
それを「たこ焼き」という日常的で親しみやすい言葉で表現しているのが、本当に秀逸だなと思います。1年生にも分かりやすいですし、教室に掲示してあっても和みますよね。「あ、今日ちょっと『外』がゆるんでたな」とか「もっと『中』をフワフワにしよう」みたいに、日々の振り返りにも使いやすそうです。
応用編：他の食べ物メタファー
この「たこ焼き」理論は、他の食べ物にも応用できそうですよね。
- おせんべい：「外は堅く（規律）、中はパリッと（メリハリ）」
- シュークリーム：「しっかりした土台（基礎）と、あふれる個性（クリーム）」
- お鍋：「色々な具材（個性）が集まって、一つの美味しい味（クラス）になる」
クラスのみんなで「自分たちのクラスを“食レポ”するなら？」と話し合ってみるのも、面白い目標を見つけるヒントになりそうです。
2年生向けのかっこいい目標例
2年生は、学校生活に慣れて「中だるみ」なんて言われがちですが、部活では中心的な役割を担い始め、学校行事も「先輩」として引っ張っていく立場になりますよね。「自覚」と「成長」がテーマになる学年かなと思います。
そんな2年生には、1年生の頃より一歩踏み込んだ、ちょっと背伸びした「かっこいい」目標が響くかもしれません。
- 率先垂範（そっせんすいはん）：人より先に行動し、模範を示すこと。
- 自律・尊重・創造：学校側がテーマに掲げている言葉を、あえて自分たちの目標にする。
- Do Your Best! / Go for it!：シンプルな英語スローガンで、努力を後押しする。
- 和衷共済（わちゅうきょうさい）：心を合わせて助け合うこと。
「率先垂範」で先輩の背中を
「率先垂範」なんて、まさに2年生にピッタリな言葉だと思いませんか？
例えば、部活動で1年生に教える立場になったり、委員会活動で中心になったり。授業態度や掃除の取り組み方など、「自分たちの背中を後輩が見ている」という意識を持つきっかけになります。「かっこいい先輩」像をクラスの共通認識として持つのは、すごく効果的だと思いますよ。
「自律・尊重・創造」を自分たちで解釈する
「自律」や「尊重」といった言葉は、学校全体のスローガンとして掲げられていることも多いですよね。でも、それを「言われたから」ではなく、「2年生の自分たちにとっての『自律』って何だろう？」とクラスで話し合って、自分たちの言葉で再定義することに価値があるんだと思います。
- 自律：言われなくても提出物を出す。時間を守る。
- 尊重：人の意見を最後まで聞く。違いを否定しない。
- 創造：行事で新しいアイデアを出す。
このように具体化することで、抽象的なスローガンが「自分たちの目標」に変わっていきます。
3年生は受験意識の四字熟語
3年生は、もうご存知の通り「受験」という明確かつ共通の目標があります。これは、ある意味で「共通の敵」に立ち向かうようなもので、クラスの集大成でもありますし、雰囲気は自然と引き締まってきますよね。
だからこそ、目標も「努力」や「集中」「団結」をテーマにした、格調高い四字熟語が人気です。
3年生向けの四字熟語の例
- 一意専心（いちいせんしん）：一つのことに心を集中すること。まさに受験勉強ですね。
- 精進努力（しょうじんどりょく）：ひたすら努力を重ねること。日々の積み重ねを誓う言葉です。
- 和衷共済（わちゅうきょうさい）：心を合わせて助け合うこと。受験は個人戦であり、団体戦でもありますからね。
- 切磋琢磨（せっさたくま）：仲間同士で励まし合い、競い合って向上すること。
- 不撓不屈（ふとうふくつ）：どんな困難にもくじけないこと。
- 異体同心（いたいどうしん）：体は違えど心は一つ。クラスの団結を示します。
ちょっと難しい四字熟語を選ぶのには、実はもう一つ、すごく実利的なメリットがあると思っています。
豆知識：学級目標が受験対策に？
教室に掲示された難しい四字熟語って、毎日目にしますよね。それ自体が、高校入試の国語（漢字）の勉強になるんです。
中学校3年間で習う漢字はかなりの数に上りますが、特に3年生で新しく習う漢字も多いです（出典：文部科学省「中学校学習指導要領（平成29年告示）解説」）。「一意専心」の「専心」や、「和衷共済」の「衷」など、入試で問われそうな漢字が学級目標に入っていれば、意識せずとも毎日復習できるわけです。
学級目標が受験対策の実利と結びつくなんて、すごく合理的だと思いませんか？
あいうえお作文で団結力アップ
学年問わず、生徒が主体的にアイデアを出しやすく、クラスの一体感を醸成しやすいのが「あいうえお作文（アクロスティック）」です。
この手法の最大のメリットは、「みんなでアイデアを出し合うプロセス」そのものが楽しいチームビルディングになることです。お題は、クラス名（例：1組）や、担任の先生の名前、クラスで大切にしたいテーマ（例：かがやき）にするのが定番ですね。
例：＜いちくみ＞
- い：いつもなかよく（笑顔で）
- ち：ちからを合わせて（協力し）
- く：くじけずがんばる（何事も）
- み：みんなが主役（のクラス）
例：＜かがやき＞
- か：かんがえる子
- が：がんばる子
- や：やさしい子
- き：きたえる子
お題の選び方と進め方
お題は、クラス全員の愛着が持てるものが一番です。「1組」や「2組」といった無機質な名前でも、「い」から始まる言葉をみんなでブレストするだけで、自然と「私たち（1組）が大切にしたいこと」が洗い出されていきます。
これは、避難訓練のスローガン「＜おかし＞（おさない・かけない・しずかに）」と同じで、記憶に残りやすく、覚えやすいという実用的なメリットも非常に大きいです。「あ、今日の行動、『ち（ちからを合わせて）』が足りなかったかも」みたいに、日々の行動指針として機能しやすいんですよね。
英語でスタイリッシュに決める
「四字熟語はちょっと堅苦しいかも…」「あいうえお作文は小学生っぽい？」と感じるクラスには、短くてスタイリッシュな英語のスローガンも人気が高いです。
グローバルな視点を持つという意味でも、現代の中学生には響きやすいかもしれませんね。
- Be together as one.（心を一つに）
- Keep smiling.（笑顔を絶やさずに）
- We are the one.（わたしたちは一つ）
- One for all, all for one.（一人はみんなのために、みんなは一人のために）
- No rain, no rainbow.（雨が降らなければ、虹は出ない＝努力なくして成功なし）
- Challenge makes you strong.（挑戦があなたを強くする）
大切なのは「意味の共有」
英語スローガンを選ぶ際に絶対に外せないのが、「なぜその言葉を選んだのか」という「意味の共有」です。
ただ「かっこいいから」という理由だけで選んでしまうと、それこそ教室の「風景」になってしまいます。「Keep smiling.」を選ぶなら、「なぜ私たちのクラスは笑顔を大切にするのか？」（例：挑戦して失敗しても笑い飛ばせるクラスにしたいから）という深い理由を、全員で共有しておく必要があります。
その意味の共有さえできていれば、英語スローガンは非常に強力な合言葉になると思いますよ。
漢字一文字で想いを込める
究極にシンプルで、でも最も力強いのが「漢字一字」でクラスの理想を表す方法です。
これは、その年の世相を表す「今年の漢字」のクラス版ですね。クラスの核となる価値観（コア・バリュー）を、全員でとことん話し合って、たった一文字に絞り込むというプロセスが、非常に中身の濃い時間になると思います。
- 「信」：互いを信頼し、信念を持つ。
- 「夢」：大きな夢を持ち、叶えるための努力をする。
- 「飛躍」：夢や目標に向かって大きく飛躍する。
- 「矜持（きょうじ）」：誇りを持って物事にあたる。（ちょっと難易度高めですが、かっこいいですね）
- 「絆」：クラスメイトとの繋がりを大切にする。
- 「道」：それぞれの進むべき道を見つける。
- 「笑」：笑顔の絶えないクラスにする。
＋αのアイデア：書道とのコラボ
決まった漢字一字を、クラス全員で（あるいは代表者が）大きな紙に書道で書き上げ、教室に掲示するのも素敵です。文化祭などで展示すれば、クラスの団結を形として発表することもできますね。その文字を見るたびに、決めた時の話し合いや想いが蘇ってくるはずです。
パロディ系スローガンのヒント
生徒の瞬間的な関心を強く引き、爆発的な一体感を生む力があるのが、その時に流行しているアニメの台詞、流行語、歌の歌詞などを使ったパロディ系のスローガンです。
例：「最強で最高のクラス」「限界突破」「YD1（やればできる1組）」
これらは、その瞬間のクラスの「ノリ」や「文化」を強く反映するので、決めるプロセスが非常に盛り上がります。「あのアニメ、みんな見てるよね！」という共通体験が、そのままクラスの土台になるわけです。
ただ、このパロディ系には、採用する前に考えておきたい注意点もあります。
注意：陳腐化と「内輪ノリ」のリスク
- 陳腐化のリスク流行語は、文字通り「流行り」なので、1年後、あるいは半年後には古く感じてしまう可能性があります。ただ、私はそれも「味」かなと思っていて。その1年間（年度）のクラスの独自性を示す「タイムカプセル」的な役割として、あえて採用するのも面白い選択だと思いますよ。
- 「内輪ノリ」のリスクもう一つは、そのパロディの元ネタを知らない生徒が疎外感を感じてしまわないか、という点です。「全員が知っている」と思い込まず、そのスローガンに込めた「本当の意味」（例：「最強で最高」＝勉強も行事も全力で楽しむ）を、知らない人にも分かるように言語化し、共有するプロセスが必須です。
学級目標（中学校）の面白い決め方とは？
さて、ここまで色々なアイデアを見てきましたが、学級目標って「何を言うか」よりも「どう決めるか」というプロセスの方が、実は何倍も大事だったりします。
「たこ焼き」という目標が素晴らしいのは、「たこ焼き」という単語が面白いからではなく、「規律と楽しさを両立させたい」というクラス全員の願いが、その一言に凝縮されているからです。そのプロセス自体が、クラスの団結力を高める「チームビルディング」そのものなんですよね。
決め方の最適な時期とプロセス
学級目標を決める時期って、いつが良いと思いますか？
4月のスタートダッシュで「早く決めないと！」と焦って決めてしまう「すぐ派」もいますが、私としては、クラスの人間関係がある程度できてくる「5月後半～6月派」をおすすめしたいです。
なぜ時間を置く方が良いのか？
理由は、教師と生徒、あるいは生徒同士の「願いを共有」し、信頼関係を築くには時間が必要だからです。
4月の初めは、お互いにまだ「猫をかぶっている」状態かもしれません。そんな時に「理想のクラスは？」と聞いても、当たり障りのない意見しか出てこない可能性がありますよね。クラスの文化（失敗しても笑って許されるような「心理的安全性」）ができていないうちに決めても、それは先生の押し付けになったり、一部の声の大きな生徒の意見だけが反映されたりするかもしれません。
少し時間をかけて、お互いのことが分かってきてから、「このクラス、本当はこうなったら最高だよね」と本音で話し合う方が、よっぽど「生きた目標」が作れると思います。
決定プロセスは「ハイブリッド型」で
決め方には大きく3パターンあると言われています。
学級目標の決定パターン
| パターン | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| ① 教師決定型 | 教師がスローガンを提示する | 短時間で決まる。教師の願いを強く反映できる。 | 生徒の主体性が育ちにくい。「押し付け」感が出る。 |
| ② 生徒完全主体型 | 生徒だけで話し合い、決定する | 主体性が最大化される。 | 時間がかかりすぎる。意見がまとまらない。一部の意見に偏る。 |
| ③ ハイブリッド型 | 生徒主体で話し合い、教師が進行役（ファシリテーター）としてサポートする | 生徒の主体性を引き出しつつ、方向性を担保できる。 | 教師のファシリテーション能力が問われる。 |
言うまでもなく、生徒の主体性を最大化しつつ、教育的な着地点を見出すためには「③ ハイブリッド型」が最も望ましいですよね。教師は「答え」を言う人ではなく、「問い」を投げかけて生徒の意見を引き出す「進行役」に徹することが重要です。
KJ法を使ったアイデア出し
生徒主体で決める際、どうやって40人近い意見をまとめるかが腕の見せ所ですよね。ここで活躍するのが「KJ法」を使った話し合いです。（ブレインストーミングの発展形ですね）
これは、ただ意見を出し合うだけでなく、その意見を「構造化」して、クラス全員が納得できる「共通の願い」を見つけ出す作業です。
- アイデア出し（発散）：まず、「理想のクラス」「今のクラスの課題」などを、生徒一人ひとりが付箋（ポストイット）やカードに、1枚1アイデアで自由に書き出します。この時、絶対に「批判禁止」のルールを徹底します。（心理的安全性の確保）
- グループ化（収束）：全員のカードを黒板や模造紙に広げ、似た内容のカードを集めてグループ分けしていきます。（この時、原則として黙って作業すると、先入観なく分類できます）
- 表札（タイトル）付け：各グループに「見出し」をつけます。（例：「明るい雰囲気にしたい」「勉強に集中したい」「行事を成功させたい」）
- 図解（構造化）：作成した「表札」をさらに大きなグループにまとめたり、グループ間の関係性（例：「勉強への集中」と「行事の成功」は対立するのではなく、「メリハリをつける」ことで両立できる、など）を矢印などで繋ぎ、「図解」します。
KJ法がチームビルディングになる理由
このKJ法の共同作業が、すごいんです。ただの話し合いと違うのは、「自分の意見が、クラスの目標を作る『部品』になった」ということを、全員が視覚的に実感できる点です。
自分の書いた付箋がどこかのグループに分類され、全体の「図解」の一部となる。このプロセスを通じて、生徒は「自分の意見がクラスの目標設定に貢献した」という自己効力感や当事者意識を持つことができます。
スローガンが決まる前の段階で、この共同作業を通じて、クラスの団結力はすでに高まり始めているんですよね。この作業で明確になった「クラスの核となる願い」（例：「規律と楽しさを両立させたい」）を、最後にキャッチーな言葉（例：「たこ焼き」）に落とし込むわけです。
目標を「絵に描いた餅」にしない
さて、苦労して決めた学級目標。でも、せっかく決めたのに、教室の壁に貼られたまま「風景」になってしまう…。これが一番もったいないですよね。
目標は「決めて終わり」ではなく、「実行してこそ」意味があります。そうしないためには、「具体的な行動目標に落とし込む」ことと、「定期的な振り返り」が不可欠です。
具体的な行動目標（DO）に落とし込む
設定したスローガンを、日々の「具体的な行動」にブレイクダウンします。
例：「たこ焼き ～外はしっかり中は楽しく～」の場合
- 「外はしっかり」の行動目標：
- 授業開始1分前着席を徹底する。
- 提出物の期限をクラス全員で守る。
- 無言清掃を真剣に行う。
- 「中は楽しく」の行動目標：
- 1日5回「ありがとう」と言う。
- 行事のアイデアを積極的に出す。
- 困っている仲間に「どうしたの？」と声をかける。
ここまで具体化して初めて、生徒は「何をすれば目標に近づくのか」を理解できます。
定期的な振り返りの計画（PDCA）
そして、これが一番大事かもしれません。「振り返りの計画を立てる」ことです。
月末の金曜日のHR（ホームルーム）や、学期末のタイミングで、「今月、我々の『たこ焼き』はどうだった？」と、設定したスローガンを使って評価・反省する機会を意図的に設けます。
- 「（外）の『提出物』は達成できたけど、『1分前着席』がイマイチだったね」
- 「（中）の『ありがとう』は増えた気がする！」
- 「じゃあ来月は『1分前着席』を強化しよう。具体的にどうする？」
こうして「行動のPDCAサイクル」を回していくことで、学級目標は単なる飾りではなく、クラスの成長を測る「生きたものさし」として1年間機能し続けることになります。
企業のチームビルディングに学ぶ「賞賛の文化」
目標達成のモチベーションを維持するために、企業のチームビルディングで使われる「賞賛の文化」を取り入れるのも効果的です。
「今週の『外しっかり』MVP」や「今週の『中楽しく』グッドプレー」などを、週末のHRで発表し合うのも面白いかもしれません。目標に向けて良い行動をした生徒を、教師だけでなく生徒同士が積極的に「賞賛」する。このポジティブなフィードバックが、団結力とモチベーションの向上に直結しますよ。
まとめ：学級目標で中学校生活を面白いものに
「学級目標 中学校 面白い」と検索して、この記事にたどり着いたあなたに、最後にお伝えしたいことがあります。
面白い学級目標は、それ自体がクラスの「共通言語」になります。ピンチの時にみんなを励ましたり、体育祭や合唱コンクールで団結するための「合言葉」になったりするんです。
大切なのは、スローガンの「面白さ」そのものよりも、それをみんなで悩み、話し合い、決めたという「プロセス」です。その時間と経験こそが、クラスを「寄せ集めの集団」から「本物のチーム」に変えてくれるんだと、私は信じています。
ぜひ、あなたのクラスだけの、愛着の持てる素敵な目標を見つけて、最高の中学校生活を送ってくださいね。
