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小学校6年生の学級目標の例!かっこいいスローガンの決め方

小学校6年生向け学級目標の決め方と活用ガイドのタイトルスライド。羅針盤のイラストが描かれている。 学級活動

新年度が始まると、クラスの要となる学級目標をどうやって決めるか、本当に悩みますよね。

特に小学校6年生は最高学年としての役割も大きく、どのようなスローガンにするか、どんな例があるのか知りたいという方も多いのではないでしょうか。

かっこいい四字熟語やおしゃれな英語、あるいは漢字一文字など、言葉の選び方から、話し合いによる児童主体の決め方まで、迷うポイントはたくさんあるかと思います。

自治的集団を育むために多数決ではなく合意形成を目指したいけれど、決まらない時や対立した時にどう対処すべきか、不安を感じることもあるかもしれません。

さらに、決まった目標を形骸化させないための掲示物のレイアウトや、プロジェクト活動、振り返りのための評価シートの活用など、日々の運用に関する悩みも尽きないですよね。

この記事では、そんな小学校6年生の学級目標に関する様々な疑問について、具体例を交えながら詳しくお話ししていきます。

クラスのリーダーとなる子どもたちが、自分たちで納得して前に進めるようなヒントを見つけてもらえると嬉しいです。

  • 最高学年にふさわしいスローガンの具体的なアイデア
  • 児童主体で納得のいく学級目標を決めるための話し合いの手順
  • 意見が対立した際の合意形成や多数決を避けるファシリテーションのコツ
  • 目標を日常に定着させるための振り返りやプロジェクト活動の運用方法

小学校6年生の学級目標の例とスローガン

学級目標がクラスの羅針盤として果たす役割(意欲向上、判断基準、当事者意識)を天秤のイラストと共に説明する図

小学校生活最後の1年間を彩る学級目標は、子どもたちの学習や行事へのモチベーションを大きく左右する、まさにクラスの羅針盤とも言える大切なものです。

ここでは、6年生という少し大人びてきた年齢の教室にぴったりの、言葉の選び方やスローガンの実例をいくつか深掘りしてご紹介していきますね。

最高学年を導くかっこいい四字熟語

6年生になると、抽象的な概念を理解する力がぐんと伸びて、少し背伸びをした知的な言葉を使いたがる子どもたちも増えてきますよね。

そんな時期には、かっこいい四字熟語をスローガンに据えるのがとても効果的かなと思います。

四字熟語の最大の魅力は、たった四つの漢字という短い言葉の中に、先人たちが培ってきた深い意味や教訓をぎゅっと込めることができる点です。

これは、最高学年としての誇りや、学校行事に向けての強固な団結力を引き出すのにぴったりな表現手法なんですよ。

例えば、運動会や学習発表会など、クラス全体で一つの大きな目標に向かっていく場面では、言葉の響きが引き締まっている四字熟語がクラスの空気をキリッとさせてくれます。

ただの「がんばるクラス」というより、「不撓不屈の精神で挑むクラス」と言ったほうが、自分たちは特別な学年なんだという自己効力感が高まりやすい傾向にあるんですね。

四字熟語の例 意味と込められる願い こんなクラスにおすすめ
一意専心

(いちいせんしん)

他に心を向けず、一つのことに心を集中すること。 何事にも集中して取り組む、メリハリのある姿勢を作りたいクラス。
不撓不屈

(ふとうふくつ)

強い意志を持ち、どんな困難や苦労にもくじけないこと。 行事などで挫折を経験しても、決して諦めない強い心を育てたいとき。
異体同心

(いたいどうしん)

体は別々でも、心は一つにしっかりと結びついていること。 お互いの個性を認め合いながら、最高学年として心を一つにする団結力を目指すなら。
切磋琢磨

(せっさたくま)

仲間同士が互いに励まし合い、学問や人格を向上させること。 ただの仲良しや馴れ合いにならず、互いに高め合える学習集団になりたいクラス。

ただし、一つだけ気をつけておきたい落とし穴があります。

それは、言葉の響きや見た目のかっこよさだけで選んでしまうと、「結局これってどういう意味だっけ?」と後から形骸化してしまうリスクが高いことです。

これを防ぐためには、決める過程において、国語の授業で辞書を引きながら意味を調べさせたり、「その言葉が自分たちの日常において、具体的にどんな行動を指すのか」を子どもたち自身の言葉で説明できるようにしておくプロセスが不可欠です。

意味を深く理解してこそ、四字熟語は本物の力を持ってクラスを牽引してくれます。

四字熟語の候補をもう少し広く見比べたい場合は、カテゴリー別に例がまとまっている「学級目標は四字熟語で!メリハリのあるクラスを作るおすすめ30選」も参考になります。

おしゃれな英語や漢字一文字の選び方

四字熟語「一意専心」、漢字一文字「絆」、英語「Never give up」など、6年生にふさわしいスローガンの形式を紹介するスライド。

四字熟語以外にも、現代的でおしゃれな英語のフレーズや、シンプルで力強い漢字一文字を選ぶのも、今の6年生にはとても人気があります。

特に小学校高学年では、新学習指導要領のもとで外国語(英語)が正式な教科として本格化していますよね。

こうした日々の学習と連動させて、グローバルな視点を取り入れたい場合は、英語のフレーズがとてもおすすめかもしれません。

英語のスローガンには、

  • 「Be together as one(心を一つに)」
  • 「Keep smiling(笑顔を絶やさずに)」
  • 「Never give up(決してあきらめない)」

などがあります。

これらは、明るく前向きな連帯感を表現するのにとても良い響きを持っています。

また、英語の授業で習う「What do you want to be?(将来何になりたいですか?)」といった自己表現の学習と絡めて、クラスとしての「Dream(夢)」を英語で設定する事例も見られます。

ただ、英語に苦手意識がある子や、まだ文字に馴染みきれていない子がいるかも…と心配な場合は、日本語のサブタイトル(例:「We are the one 〜わたしたちは一つ〜」)を大きく併記してあげると、誰もが置いてきぼりにならず、みんなが親しみやすくなりますよ。

漢字一文字のインパクトを活用する

一方で、「結」「絆」「進」「翔」「創」といった漢字一文字を選ぶスタイルも根強い人気があります。

漢字一文字の最大のメリットは、ポスターや学級旗などにしたときの視覚的なインパクト(シンボルとしての機能)が極めて大きいことです。

一年間を通じて、「うちのクラスのテーマは『進』だ!」と、ブレない軸として強烈に意識させたいときには、この一文字スタイルがしっくりくるかなと思います。

さらに、図工の授業と連携して、クラス全員で大きな筆を使ってその一文字を書き上げたり、一文字の周りにみんなの手形を押したりすることで、目標に対する愛着と一体感をより一層深めることができます。

漢字一文字の候補の探し方(テーマ別の考え方)をもう少し丁寧に見たい場合は、「学級目標を漢字一文字で!心を一つにする学級づくりの秘訣」も役立つはずです。

どの表現手法を選ぶにせよ、クラスの実態や子どもたちの興味関心に合わせて、柔軟に議論をファシリテートしていくのがコツですね。

リーダーの自覚を促すスローガンの形

スローガンがどんなにかっこよく決まっても、それだけでは日々の行動に結びつきにくいのが学級経営の難しいところです。

四字熟語や英語フレーズは響きが良い反面、どうしても抽象的になりがちですよね。

6年生という最高学年としてのリーダーシップや自覚をしっかりと育むためには、抽象的なスローガンの下に、具体的な行動指標(みんなにしてほしいこと)を必ずセットにしておくのがポイントですね。

例えば、6年生は1年生のお世話をしたり、委員会の委員長を務めたり、通学班の班長になったりと、「下級生のお手本になる」という目線やプレッシャーを常に持っています。

この役割をただの負担にさせず、目標へと昇華させるためには、

  • 「当たり前のことにプラス1の行動をする」
  • 「自分から進んで挨拶の声をかける」
  • 「廊下を歩く時は右側を歩いて見本を見せる」

といった、中学生への接続も見据えた具体的な基準を話し合いの中で示してあげるのも手です。

ここで非常に重要になってくるのが、行動指標の「言葉遣い」です。

「〜しない」「〜を忘れない」という否定形や禁止の言葉の羅列になってしまうと、子どもたちの自発性は削がれてしまいます。

「廊下を走らない」ではなく「廊下は右側を静かに歩く」、「人の悪口を言わない」ではなく「思いやりの気持ちを持って、相手のいいところを見つける行動ができる子」のように、「〜する」という肯定的な表現(ポジティブ・フレーミング)に変換するよう導いてあげてください。

肯定的な言葉で目標が設定されることで、子どもたちも「これを達成したい!」と前向きに行動しやすくなるはずです。

また、「クラス全体としての願い」だけでなく、「私個人ができること」という一人称の目標も合わせて考えさせることで、当事者意識がより強固になります。

抽象的な「リーダーシップ」を「1年生のお手本」という具体的な行動にし、さらに否定形から肯定形へ変換する例を示した表。

児童主体で決める自治的集団への第一歩

学級目標は、先生が「今年はこういうクラスにしなさい」とトップダウンで与えるよりも、時間をかけてでも児童主体で話し合って決めることが、自治的集団を育む上で極めて重要だと言われています。

これには明確な教育的背景があります。

人間は大人でも子どもでも、他者から一方的に与えられた目標よりも、自分自身が関与して悩み、決定した目標に対して、はるかに高いコミットメント(責任感)を示す傾向があります。

自分たちで言葉を選び、議論して決めた目標には責任が伴います。

そのため、体育祭で意見がぶつかって壁に立たされたときや、日常のちょっとしたトラブルが起きたときにも、「先生に怒られるから」ではなく、「自分たちの目標に照らし合わせてどうすべきか」を自ら考えるようになります。

これが、教師への依存から脱却した当事者意識が芽生えやすくなる最大の理由なんですね。

また、国の方針としても、こうした自主的・実践的な態度の育成は強く推奨されています。

(出典:文部科学省『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別活動編』)

特別活動において、人間関係をよりよく形成し、集団や社会に参画する力を育むためには、こうした話し合いのプロセスそのものが極めて価値のある学習の場となります。

偽の児童主体に要注意!

先生の中に「本当はこの言葉に落ち着かせたい」という隠れた正解があり、巧みな発問で子どもたちをそこへ誘導してしまうと、子どもたちはそれを見透かして急激に白けてしまいます。

先生は「こんなクラスにしたいね」という大きなビジョンは語るべきですが、最終的な文言の決定権は完全に子どもたちに委ねる勇気を持つことが大切です。

話し合いのプロセス自体が、「自分の意見が絶対に否定されない」「どんな考えを出しても受け止めてもらえる」という心理的安全性を高める実践的な訓練にもなります。

まずは、失敗を恐れずに意見を言い合える風土づくりが、自治的集団への第一歩かなと思います。

教室を彩る掲示物とレイアウトのコツ

みんなの思いが詰まった目標が決まったら、教室のどこに、どんな風に掲示するかもとても大切なポイントですよね。

掲示物は、第三の教師と呼ばれることもあるくらい、子どもたちの無意識に働きかける力を持っています。

先生がパソコンで綺麗に、プロのデザイナーが作ったようなポスターを印刷して貼るのもスタイリッシュで素敵ですが、子どもたちの「手作り感」や「参加の証」を前面に取り入れたレイアウトの方が、一年を通じて愛着が湧きやすく、形骸化を防ぐ効果が高いと言われています。

レイアウトの王道としては、模造紙の中央に大きくメインのスローガン(四字熟語や漢字一文字など)を配置し、その周りに子どもたち一人ひとりが「目標達成のために自分がすること(私の宣言)」を書いた小さなカードを放射状に貼るスタイルが定番ですが、とても効果的です。

小さなカードの形を、桜の花びら、一人ひとりの手形、あるいは船を進めるオールや星の形などに工夫すると、教室がパッと明るくなりますよね。

私個人の具体的な行動と、クラス集団の大きな目標が繋がっているということが視覚的にわかりやすくなるので、帰属意識を高める上で非常に有効です。

また、掲示場所についても一工夫できます。

黒板の上の前面に貼るのが一般的ですが、子どもたちが常に目にする場所であると同時に、授業中に視界に入りすぎて気が散るという意見もあります。

そのため、あえて教室の後ろの壁の中央にドーンと掲示し、帰りの会のときや、給食の時間にみんなで振り返るときに見上げるようなシンボルとするのも一つの手です。

さらに、プロジェクト活動で目標を達成できたときの写真や、クラスの良かったところを書いた「ありがとうカード」などを、年間を通じて学級目標の周りにどんどん貼り足していく成長する掲示物にすると、学級目標がただの飾りではなく、生きている存在として機能し続けるので、ぜひ試してみてくださいね。

中央に四字熟語のスローガンを配置し、その周囲に個人の宣言カードを貼って、個々の行動が集団を支える構造を示した掲示板のイメージ

小学校6年生の学級目標の例と決め方手順

さて、素敵な言葉の候補が見つかり、掲示のイメージも湧いてきたところで、次はいよいよクラス全体でひとつの目標を作り上げるための具体的なステップについてです。

6年生という多様な意見を持つ集団が、みんなで納得して「よし、これが自分たちの目標だ!」と心から思えるような話し合いの進め方について、順を追って見ていきましょう。

話し合いと合意形成による決め方の手順

6年生の学級目標を決めるための話し合いは、いきなり「さあ、何がいいか意見を出して!」と全体でスタートしてしまうと、一部の声の大きい子の意見だけで進んでしまったり、全く意見が出ずに沈黙が続いてしまったりと、失敗する確率が高くなります。

うまく進めるためには、緻密な段階(ステップ)を踏むのが一番スムーズです。

まずステップ1として、4月中旬ごろに先生から「失敗しても許される安心なクラスにしよう」「先生はみんなが傷つくことだけは絶対に許さないよ」といった、学級経営の土台となるビジョンや最低限のルールをしっかりと伝えます。

これが話し合いの安心感(グラウンドルール)を作ります。

次にステップ2として、白紙から考えさせるのではなく、「最後の運動会で、下級生からどんな姿に見られたい?」「卒業式の日に、どんな気持ちでこの教室を出ていきたい?」といった具体的な情景を想像させる発問を行い、個人で付箋に「キーワード」や「願い」を書き出させます。

その後、班などの小グループで付箋を持ち寄り、似たようなキーワード(例:「協力」「笑顔」「全力」など)を分類・抽出します。

最近では、一人一台端末(タブレット)を活用し、クラス全員から集まった言葉をテキストマイニングツールにかけて、出現頻度の高い言葉を大きく視覚化する実践も増えています。

これなら、おとなしい子の意見も無記名で客観的なデータとして反映されるので非常に公平です。

そしてステップ3として、抽出されたキーワードをもとに、学級プログラム委員会や代表委員の児童が司会となって、全体での話し合いへと進んでいくのが、誰もが納得しやすい一般的な手順ですね。

なお、「問いかけで土台を作る → キーワードを集めて可視化する → サブタイトル(具体的行動)まで落とし込む」といった話し合いの流れを、別角度の具体例で確認したい場合は、「学級目標は四字熟語で!思いやりが伝わる言葉の選び方と成功実例」の“決め方のステップ”もヒントになります。

多数決で決まらない時や対立時の対処法

心理的安全性の確保、個人の願いの可視化、キーワードの分類を経て、多数決を避け全員が納得する「第三の案(C案)」を導くステップ図。

全体での話し合いが進むにつれて、「かっこいい四字熟語がいい!」というA案と、「分かりやすい日本語の言葉がいい!」というB案で、クラスの意見が真っ二つに分かれ、対立してしまうことはよくある光景です。

こんなとき、学活の時間が足りなくなってきて、先生も司会の子も焦ってしまい、「じゃあ、時間がないから多数決で決めよう!」とサクッと採決したくなることもあるかもしれません。

でも、学級目標において安易な多数決は絶対に避けるべきです。

なぜなら、多数決で切り捨てられ少数派になった子どもたちの中に、「自分の意見は否定された」「どうせこの目標は自分のものではない」という不満や無責任感が生じ、後々クラスの活動や行事の際に非協力的になってしまうリスクが極めて高いからです。

対立したときのファシリテーションのコツ(合意形成)

意見が対立したときは、「A案かB案のどちらが正しいか(陣取り合戦)」で争わせるのではなく、先生がファシリテーターとして介入し、「なぜAがいいと思ったの?」「Bの言葉に込めた願いは何?」と、言葉の奥底にある『共通の願い』を引き出してみてください。

実は、A案もB案も「みんなで仲良くしたい」という根本の願いは同じだったりします。

そこまで深掘りできたら、「だったら、A案の願いもB案の願いも両方叶えられる『第三の言葉(C案)』はないかな?」と問いかけます。

時間はかかりますが、互いの願いを統合して全員が「それなら納得できる!」と思える結論を導き出すプロセス(合意形成)こそが、民主主義の基礎であり、結果的に後々の学級崩壊やトラブルを防ぐ最大の投資になります。

決まらない時は焦らず、次週の学活に持ち越すくらいの心の余裕を持つことが大切ですね。

達成に向けたプロジェクト活動の進め方

時間をかけて素晴らしい目標が完成しても、それが教室の壁に貼られただけの「決めて終わりの儀式」になってしまうのが、学級経営で一番もったいないパターンの典型です。

目標を日常の学校生活に定着させ、生きたものとして運用していくためには、プロジェクト活動という仕組みを取り入れてみるのも、6年生の主体性を引き出す非常に面白い試みです。

プロジェクト活動とは、学級目標を具現化するために、子どもたち自身が有志で企画・実行する小規模で自発的な活動のことを指します。

例えば、「誰もが笑顔のクラス」という目標に対して、子どもたちが「最近テスト続きで疲れているから、みんなで思いっきり遊ぶ『ドッジボール大会プロジェクト』をやろう!」と発案したり、「勉強が苦手な子を助け合う『教え合い学習支援プロジェクト』をやろう」と企画したりする具合です。

この活動のポイントは、係活動や委員会のように「必ずやらなければならない義務」ではなく、「クラスになくても困らないけれど、あるとクラスがもっと良くなる活動」と定義することです。

参加人数は1人〜3人程度の小規模でもOKとし、期間も1週間などの短期で終わらせても良いという柔軟なルールにします。

子どもたち自身にP(計画)・D(実行)・C(検証)・A(改善)のサイクルを回させることで、小さな成功体験が積み重なり、先生が指示しなくてもクラスが自発的に良い方向へ向かっていく自治的集団へと成長していくことが多いですね。

先生は細かい口出しをグッと堪えて、最大の承認者・サポーターに徹するのが成功の秘訣です。

振り返りや評価シートを活用した運用法

小規模な有志プロジェクト活動と、帰りの会や評価シートでのポジティブな振り返り(PDCAサイクル)を説明する図

プロジェクト活動と併せて、目標が形骸化するのを防ぐもう一つの強力なカギが、日常生活の中に定期的な振り返りと評価の仕組みをしっかりとシステムとして組み込んでおくことです。

人は常に目標を意識し続けることはできないので、強制的に「鏡」を見る時間を作ってあげる必要があるんですね。

帰りの会の5分間や、月末の朝学習の時間などに、学級目標専用の自己評価シート(アンケート)を実施してみてはいかがでしょうか。

ここで絶対に気をつけなければならないのが、振り返りの時間が単なる「反省会(ダメ出しの連続)」にならないようにすることです。

「今日はここができなかった」「〇〇君がふざけていた」といったネガティブな指摘ばかりが目立つようになると、目標を見るのも嫌になり、クラスの空気が急速に悪化してしまいます。

ポジティブな評価軸を設定する

振り返りのフォーマットを作成する際は、「目標達成のために自分はどんな努力をしたか」「昨日(先月)の自分よりどこが成長・進化したか」「友達のどんな良い行動を見つけたか」といった、ポジティブな観点での項目を用意します。

また、「大変よくできた・できた・もう少し・がんばろう」といった4段階評価などを取り入れ、自分の成長を可視化できるようにすると、子どもたちの自己肯定感も育みやすいかなと思います。

学期末には、この振り返りシートを見返しながら、「私たちのクラス、4月の頃と比べてこんなに目標に近づいたね!」と全員で喜び合う時間を作ることが、中学校への進学に向けた大きな自信へと繋がっていきます。

小学校6年生の学級目標の例の総まとめ

教師は管理するコントローラーではなく、子どもに委ね、プロセスを支えるファシリテーターであるべきというスタンスのまとめ。

ここまで、小学校6年生の学級目標の例として、かっこいい四字熟語やおしゃれな英語といった言葉の選び方から、児童主体で誰もが納得のいく合意形成による決め方、そして日常を彩る掲示物の工夫や、プロジェクト活動・評価シートを活用した運用方法まで、かなり詳しく網羅的にお話ししてきました。

6年生という時期は、子どもたちにとって小学校生活の集大成であり、思春期の入り口に立つ非常に繊細で、そして大きな可能性を秘めた時期です。

だからこそ、学級目標という一つの大きなテーマを通じて、クラス全員で本気で悩み、ぶつかり合い、そして認め合う経験が、彼らの心を大きく成長させてくれます。

最高学年としての誇りを胸に、子どもたちが自分たちで決めた目標に向かって力強く進んでいけるよう、先生方はぜひ、教え込む「ティーチャー」ではなく、子どもたちの思いを引き出し、整理し、背中をそっと押してあげる温かい「ファシリテーター(支援者)」に徹してあげてくださいね。

最後に、この記事でお伝えしたステップや具体例は、あくまで一般的な目安やアイデアの一つに過ぎません。

実際のクラスの雰囲気や、子どもたちが抱えている課題、そして学校全体の教育目標はそれぞれ大きく異なりますので、目の前の子どもたちの姿をよく観察しながら、柔軟にカスタマイズして進めてみてくださいね。

教育実践における最終的な判断は、必ず各学校の指針やルールを確認し、学年主任や管理職など周囲の専門家である先生方ともご相談の上で決定していただければと思います。

この記事が、これから学級開きを迎える先生方や、リーダーとして頑張る6年生の子どもたちにとって、少しでも道標となれば幸いです。

子どもたちにとっても先生にとっても、笑顔があふれ、充実した素晴らしい1年間になることを心から応援しています!