野球チームがひとつになり、勝利へ向かって走り出すためには「言葉の力」が欠かせません。特に野球のスローガンのかっこいいフレーズは、チームの方向性を示し、選手たちの心をひとつにまとめる“原動力”になります。
少年野球でも高校野球でも、そしてプロ野球においても、スローガンはチーム文化の象徴であり、士気を高めるための最強のツールですね。
本記事では、少年野球から高校野球、さらにはプロ野球のスローガンの事例まで幅広く紹介しながら、四字熟語や英語の表現、チームを明るくする面白いスローガン、心に響く例文、そして仲間を鼓舞する盛り上がる言葉など、実践的なアイデアを詳しく解説します。
この記事を読めば、あなたのチームにぴったりなスローガンを自信をもって作れるようになるかなと思います。
- チームの雰囲気を変える野球のスローガンのかっこいい言葉の作り方
- 少年野球・高校野球・プロ野球それぞれで響くスローガンの違いと具体例
- 四字熟語や英語・面白い表現を使った効果的なスローガン作成術
- チームの現状と目標に合ったスローガンを選び、モチベーションを高めるコツ
野球のスローガンのかっこいい言葉がチームを変える理由

野球というスポーツは、9人(あるいはベンチも含めた全員)の心が揃わないと、なかなか勝てない競技です。技術や戦略はもちろん大切ですが、それと同じくらい「言葉の力」でチームが強くなる側面があります。スローガンはその象徴であり、選手の心をひとつにし、逆境の中でも前を向かせてくれる存在なんですね。
ここからは、少年野球から高校野球、そしてプロ野球まで、それぞれのステージで輝くスローガンの使われ方と、それがチームに与える具体的な効果を詳しく見ていきましょう。
さらに、チームを鼓舞する盛り上がる言葉や、選手の心に響くかっこいいフレーズが持つ心理的なパワーについても紹介します。
これらを理解すれば、あなたのチームにも“勝利を呼び込む言葉”を生み出すヒントが見つかるはずです。
少年野球で使えるスローガンの重要性
少年野球では、技術の上達だけでなく、チームワークや礼儀、精神面の成長が大きなテーマになります。その中でスローガンは、選手一人ひとりが同じ方向を向くための「心の軸」として欠かせません。
特に小学生の子どもたちは、技術がまだ発展途上な分、気持ちの持ちようでプレーが大きく変わります。仲間との一体感を感じたり、指導者に褒められたりすることで、普段以上の力を発揮することも多いですね。
だからこそ、スローガンは単なる言葉ではなく、チームをひとつにする“心の合言葉”として機能します。
例えば「最後まであきらめない」「全員で勝つ!」「笑顔で挑戦」「仲間を助けよう!」などのスローガンは、難しい言葉を使わずに前向きな気持ちを引き出すことができます。
短く、覚えやすく、意味がすぐに伝わることが最大のポイントです。特に低学年では、ポジティブな言葉を練習中や試合中に繰り返すことで、自然と集中力や粘り強さが育まれていきます。
また、指導者がスローガンをチーム文化に落とし込むことも重要です。「最後まであきらめない」を掲げるなら、エラーした仲間へ「ドンマイ!」と声をかけた選手を褒める。「笑顔で挑戦」なら、三振しても下を向かずにベンチに帰ってきた姿勢を評価するなど、スローガンに基づいた行動を具体的に認めてあげることが大切です。
練習の始まりや試合前に声を合わせて唱えることで、子どもたちは「自分たちは一つのチームだ」という自覚を持ちます。これは勝ち負け以上に、仲間を思いやる姿勢や失敗を恐れずに挑戦する勇気を育てる効果があります。
つまり、少年野球におけるスローガンは、技術よりもまず「心を育てる」ための大切な道具なんです。言葉の力で前向きな雰囲気を作り、仲間を信じてプレーする意識を育むことで、結果としてチーム全体の成長と勝利につながっていきます。
高校野球で心を一つにするスローガン例
高校野球になると、練習の量も質も、そして試合にかかるプレッシャーも格段に上がります。レギュラー争いの厳しさ、トーナメントの一発勝負の緊張感、長い時間を共にする仲間との関係性など、個々の努力だけでは乗り越えられない局面が多くなります。
だからこそ、スローガンはチーム全員の意識を統一し、厳しい練習や困難な試合を乗り越えるための「精神的支柱」として機能します。結束力を高めるスローガンは、勝利をつかむための原動力となるのです。
たとえば「限界を超えろ」「一戦必勝」「全員全力」「心ひとつに」などは、多くの高校野球チームで用いられる代表的なスローガンです。
これらの言葉は短くても強い意志を感じさせ、選手たちに「今できることを全力でやる」「妥協しない」という覚悟を促します。試合中の苦しい場面でも、この言葉を思い出すことで「自分たちだけじゃない、仲間も頑張っている」と気持ちを立て直すことができます。
スローガンの効果を最大限に発揮させるには、チーム全員がその意味を深く理解し、共感することが何よりも大切です。監督や主将が一方的に決めるのではなく、新チーム発足時のミーティングなどで「今年はどんなチームを目指すか」「何を一番大切にするか」を全員で話し合って作り上げることで、スローガンは“自分たちの言葉”として定着します。
さらに、練習中の掛け声や試合前の円陣で繰り返し使うことで、スローガンがチームの「基準値」となり、自然と一体感が生まれます。
高校野球は、甲子園という大きな目標だけでなく、「仲間とともに人間的に成長すること」も大きな意義があります。スローガンはその象徴として、選手の心を一つにまとめ、勝利への情熱を燃やし続けるための灯(ともしび)になります。
心が一つになったチームほど強いものはありません。スローガンは、その「見えない力」を具体的な行動基準として形にする、最もシンプルで強力な手段なのです。
プロ野球の歴代スローガンに学ぶ強いチームの秘訣

プロ野球の歴代スローガンには、単なるファンサービスを超え、強いチームが勝ち続けるための「哲学」が詰まっています。各球団が掲げる言葉は、単なるキャッチコピーではなく、長いシーズンを通してチームの方向性を示す“戦う指針”です。強豪チームほど、そのスローガンに一貫した精神性と実行力が見られます。
たとえば、常勝軍団と呼ばれる福岡ソフトバンクホークスは、「めざせ世界一!」や近年の「VIVA(美破)」のように、常に高い目標設定と進化を止めない姿勢をスローガンで示しています。どんな成功にも満足せず、常に上を目指す姿勢がチーム全体に浸透していることがわかります。
一方で、広島東洋カープの「真赤激(まっかげき)」や「がががが が むしゃら」などは、泥臭く戦い抜く情熱や一体感を表し、チームカラーとファンの熱量を体現しています。
スローガンの力は、選手たちが日々の練習や試合の中で「自分たちが今シーズン、何を目指しているのか」を常に意識させることにあります。つまり、強いチームほどスローガンを「使いこなしている」のです。
監督のインタビューや選手のコメントでスローガンに込めた意味が語られたり、球団のプロモーションビデオでその言葉が象徴的に使われたりします。こうしてスローガンが選手だけでなくファンの心にも浸透することで、球場全体の一体感が生まれ、それが選手の背中を押す力にもなります。
プロ野球のスローガンから学べるのは、「勝つための技術」だけではなく、「勝つための心構え」や「チームの在り方」です。勝ち続けるチームは、スローガンを通じて“チームのアイデンティティ”を明確にし、それを全員で実践する文化を築いているのです。
盛り上がる言葉でモチベーションを高める方法
チームを一気に勢いづけるには、「盛り上がる言葉」の力を上手に活用することが大切です。モチベーションは、誰かから一方的に与えられるものではなく、基本的には自分の内から湧き上がるものですよね。しかし、心を刺激する言葉(トリガー)があれば、その火を簡単に点けることができます。
たとえば、「やってやる!」「勝利しかない!」「ここからだ!」「絶対勝つぞ!」といった短く力強いフレーズは、試合前の円陣や練習の最後の締めに最適です。テンポのよい言葉は、選手の呼吸やリズムを合わせ、チーム全体に一体感をもたらします。
ピンチの場面でマウンドに集まった時、「笑顔!笑顔!」「一点OK!」「強気でいこう!」といった具体的な声かけも、盛り上がる言葉の一種です。
盛り上がる言葉を効果的に使うポイントは、チームの個性や年齢層、そして「状況」に合わせることです。
高校野球のように精神面を重視するチームでは、「魂見せろ!」「気合いだ!」といった熱く情熱的な言葉が響きやすいかもしれません。一方で、少年野球では「楽しもう!」「ナイスプレー!」「いい声出てる!」など、ポジティブで明るい表現が選手の力を引き出します。
状況別・盛り上がる言葉の使い分け
- 試合前:「全員で勝つ!」「集中!」(意識の統一)
- チャンス時:「畳み掛けろ!」「ここで一本!」(勢いをつける)
- ピンチ時:「下向くな!」「声出していこう!」(雰囲気を立て直す)
- 練習中:「あと一球!」「ナイスラン!」(限界を引き出す、仲間を称賛する)
さらに、声に出して繰り返すことで、チーム全体のテンションが上がり、自然と行動が変わっていきます。声が出なくなると、雰囲気も悪くなりがちですよね。
結局のところ、盛り上がる言葉とは「チームの気持ちをひとつにするスイッチ」です。試合前の緊張をほぐし、仲間の心をひとつにまとめる言葉を使うことで、チームの潜在能力を最大限に引き出すことができます。
かっこいいフレーズが与える心理的効果
「かっこいい」と感じる言葉には、人の心を動かす強い心理的効果があります。人は本能的に“力強さ”や“美しさ”、“ポジティブな響き”を感じる言葉に惹かれ、それがモチベーションや自信の源になります。スローガンの言葉選び一つで、チームの雰囲気や選手のパフォーマンスが変わるといっても過言ではないんですね。
例えば、「挑戦なくして成長なし」「限界を超えろ」「心で勝つ」といったフレーズは、見る者・聞く者の心を奮い立たせます。
これらの言葉には「前進」「努力」「精神力」といったポジティブな要素が込められており、それを目指す自分たちを肯定する(アファメーション)効果があります。心理学的にも、肯定的な言葉を繰り返すことで自己効力感(=自分にはできるという感覚)が高まることが分かっています。
実際に、スローガンはチームの「目標へのコミットメント(関与)」を明確にします。ある研究では、スポーツ活動においてこの「コミットメント」の評価が高いほど、「忍耐力」や「集中力」、そして「自己効力感」が高まる傾向が示されています(出典:名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要『スポーツ活動における心理社会的効果の日常生活への般化』)。スローガンを掲げることは、まさにこのコミットメントを日々確認する作業と言えるかもしれません。
また、かっこいいスローガンは、チームの“象徴(シンボル)”として自信を与えます。ユニフォームや練習場の横断幕、SNSのプロフィールなどに掲げることで、「自分たちはこの言葉を体現するチームだ」という誇りが生まれます。それが試合中の冷静さや、苦しい場面での粘り強さにつながるのです。
つまり、かっこいいスローガンとは単なる装飾ではなく、「心の筋肉を鍛えるトレーニング」のようなものです。言葉が心を動かし、心が行動を変える。そしてその積み重ねが、チームの勝利を呼び込む本物の力になるのです。
野球のスローガンのかっこいいフレーズ|作り方と実践アイデア

スローガンの魅力は、その言葉の選び方によってチームの雰囲気や方向性が大きく変わることにあります。力強く鼓舞する言葉もあれば、笑顔を生むようなユーモアのあるフレーズもあり、どれもチームの個性を映し出す大切な要素です。
ここからは、より具体的に「どうやって作るか」に焦点を当てていきます。
四字熟語を使った伝統的で力強いスローガンの作り方から、英語で表現するおしゃれなスローガン、そして面白い言葉でチームを明るくする工夫まで幅広く紹介します。
さらに、心に響く例文の作り方やチームに最適なスローガンを選ぶポイントも解説し、すぐに実践的に活かせるアイデアをお届けします。
あなたのチームにぴったりの“勝利を呼ぶ言葉”を見つけるヒントが、ここにあります。
四字熟語を使った力強いスローガンの作り方
四字熟語は、たった四文字の中に深い意味と情熱を込められるため、野球のスローガンに非常に適しています。
特に日本のスポーツ文化では、書道で書いた時の見栄えの良さや、言葉の響きが持つ厳粛さが、精神的な強さやチームの結束を象徴する言葉として多くのチームが採用しています。力強いスローガンを作るための鍵は、チームの個性や目標に合った四字熟語を選ぶことです。
たとえば「一球入魂」は、野球の基本精神そのもの。ひとつのプレーに全力を注ぐという姿勢は、どんなチームにも当てはまりますね。また「全力疾走」は、技術よりもまず“全力で取り組む姿勢”を重視するチームに最適です。これらは単に響きがよいだけでなく、プレー中の判断や集中力を高める心理的な支えにもなります。
四字熟語スローガンを選ぶときは、意味の明確さと覚えやすさを重視することが大切です。難解な言葉よりも、選手全員が意味を理解し、共感できる表現を選ぶことで、日常の練習や試合の中で自然に口に出しやすくなります。
野球のスローガンに使いやすい四字熟語の例
- 精神・努力系:
- 不撓不屈(ふとうふくつ):どんな困難にも屈しない強い心。
- 百折不撓(ひゃくせつふとう):何度失敗してもくじけないこと。
- 勇往邁進(ゆうおうまいしん):恐れず、ひたすら突き進むこと。
- 臥薪嘗胆(がしんしょうたん):目標達成のため苦労に耐えること(リベンジを誓うチームに)。
- チームワーク系:
- 一致団結(いっちだんけつ):全員の心がひとつになること。
- 切磋琢磨(せっさたくま):仲間同士で競い合い、高め合うこと。
- 戮力協心(りくりょくきょうしん):全員で力を合わせ、心をひとつにすること。
- 勝利・目標系:
- 一戦必勝(いっせんひっしょう):目の前の一試合に全力を尽くすこと。
- 頂点制覇(ちょうてんせいは):全国制覇など、具体的な目標を示す。
さらに効果的なのは、スローガンにチーム独自の意味づけをしたり、既存の言葉をアレンジしたりすることです。「挑戦無限」という造語や、「一戦“快”勝(楽しく勝つ)」「全員“主役”」のように、既存の四字熟語にチームの意志を加えることで、オリジナル性と一体感が生まれます。
四字熟語を使ったスローガンは、言葉の力で選手の心をひとつにまとめ、チーム全体の精神的な支柱になります。強いチームほど、このような「短くても魂のこもった言葉」を持ち、日々の努力を支える象徴として掲げているのです。
英語で表現するおしゃれで印象的なスローガン例
英語のスローガンは、見た目のかっこよさだけでなく、日本語にはない響きのリズムや、シンプルで直接的な感情の高揚感が特徴です。
野球チームにおいても、「おしゃれで洗練された印象を与えたい」「Tシャツやグッズにした時に映えるものがいい」「SNSで発信したい」といった目的で、英語フレーズを採用するチームが増えています。英語のスローガンは、シンプルで短くても力強いメッセージを伝えられる点が魅力ですね。
たとえば、「Never Give Up(決してあきらめない)」は定番中の定番ですが、それだけストレートに響きます。「One Team, One Dream(ひとつの夢、ひとつのチーム)」は結束力を、「Play Hard, Win Smart(全力で戦い、賢く勝て)」はプレースタイルを表します。
日本語よりもリズミカルで覚えやすいため、試合前の掛け声やユニフォームデザインにも映えます。
英語スローガンを作るポイントは、意味がシンプルで、感情をすぐに喚起できる「動詞」を効果的に使うことです。長すぎる文章よりも、3〜5語程度のフレーズが理想的です。
テーマ別・英語スローガン例文
- 挑戦・努力 (Challenge & Effort):
- Go for it! (やってやれ!)
- Do Your Best. (ベストを尽くせ)
- No Pain, No Gain. (苦労なくして得るものなし)
- Break Through. (限界を突破しろ)
- 結束・チーム (Teamwork):
- All for One. (みんなは一人のために)
- We Are One. (我々はひとつ)
- Rise Together. (共に立ち上がれ)
- 勝利・信念 (Victory & Belief):
- Believe in Victory. (勝利を信じろ)
- Be the Champion. (チャンピオンになれ)
- Never Surrender. (決して降伏しない)
また、英語スローガンを取り入れることで、チームに“挑戦”や“グローバルな視野”といった先進的なイメージを付与することもできます。特に高校や社会人チームでは、若々しく勢いのある印象を与え、チームブランディングにも効果的です。
英語のスローガンは、単なるおしゃれな装飾ではなく、チームの誇りと信念を世界共通の言葉で表現する手段です。短い一言に込められた情熱が、選手たちの心に火をつけ、どんな逆境にも立ち向かう勇気を生み出します。
面白いスローガンでチームの雰囲気を明るくするコツ

チームが一丸となって戦うためには、真剣さだけでなく「楽しさ」や「雰囲気の良さ」も欠かせません。特に長いシーズンを戦う野球チームでは、緊張やプレッシャーの中で笑顔を保つことが、チーム力を維持・向上させる秘訣になります。そこで効果的なのが、面白いスローガンを取り入れてチームの雰囲気を明るくする工夫です。
面白いスローガンには、選手同士の距離を縮め、自然と笑顔を引き出す力があります。たとえば「笑って勝つ!」「打って走って笑って守れ」「今日も全力でふざけよう(※もちろんプレーは真剣に)」などは、ユーモアを交えつつ前向きなエネルギーを生み出します。
緊張感が漂う場面でも、こうしたスローガンを思い出すことで「俺たちらしくやろうぜ」と空気が柔らぎ、選手たちは自分らしいプレーを発揮しやすくなります。
面白いスローガンを作るコツは、そのチーム特有のキャラクターや「あるあるネタ」を言葉にすることです。
たとえば、ミスをしても笑って立ち直れるチームなら「エラーしても愛される!」「三振上等、次で返せ!」。明るいキャプテンがいるチームなら「主将が笑えば全員笑う!」。練習がキツいことで有名なら「あの坂を越えれば甲子園(※練習場の名物)」など、内部の雰囲気を反映したフレーズが効果的です。
こうした言葉は、チームにしかない“個性”を表現し、苦しい時こそ笑える「心の余裕」を生み出し、自然と連帯感を生み出します。
また、ユーモラスな言葉は「勝敗にとらわれすぎない前向きさ」を育てます。特に育成年代である少年野球では、勝つことだけを目的にせず、楽しく全力でプレーする姿勢を忘れないことが、結果的に強いチームを作るのです。笑顔と笑いのあるチームこそ、逆境を跳ね返す力を持っています。
例文で学ぶ心に響くスローガンの作り方
心に響くスローガンとは、聞いた瞬間に「よし、やってやろう」と気持ちを奮い立たせる力を持つ言葉のことです。
どんなに短くても、チームの想いや方向性を的確に伝えるフレーズには、人の心を動かす力があります。効果的なスローガンを作るためには、感情を動かす構成と、チームのストーリー性(背景)が重要です。
まず、スローガンを作る際の基本は「誰に・何を・どう伝えたいか」を明確にすることです。
スローガン作成の3ステップ
- STEP1: チームの「現状」と「目標」を洗い出す(例:去年は守備で負けた → 今年の目標は「鉄壁の守備」)
- STEP2: 伝えたい「キーワード」を決める(例:「守る」「信頼」「全員で」「集中」)
- STEP3: 言葉を組み合わせて「リズム」を整える(例:「守り勝つ」「信頼の守備」「一球集中」)
たとえば、挑戦をテーマにするなら「限界を超えろ」「挑む勇気が未来を変える」といった“行動を促す”言葉が響きます。チームワークを重視するなら「全員で掴む一勝」「仲間を信じて戦え」のように、“一体感を表す”フレーズが効果的です。
また、語感のリズムも大切です。短くテンポの良い言葉は、練習や試合中に繰り返し使いやすく、自然と選手の中に浸透します。
例えば、
- 「全力前進」(4文字)
- 「心燃やせ」(5文字)
- 「勝利一直線」(6文字)
- 「この一球に、すべてを懸けろ」(5・7・5調)
といったように、覚えやすく、口に出しやすいリズムを意識すると良いですね。
さらに、スローガンにチームの目標や信念を込めることで、その言葉が日常の行動指針になります。「諦めない」「仲間を信じる」「挑戦する」といった共通の想いを言語化することで、チームの“魂”を言葉に宿らせることができるのです。
心に響くスローガンは、チームにエネルギーを与えるだけでなく、困難なときに「俺たちの原点はこれだ」と再び立ち上がる勇気をくれる言葉になります。
チームに合ったスローガンを選ぶポイントと実例
これまで色々な例を挙げてきましたが、結局のところ、良いスローガンは「チームに合っていなければ意味がない」と言えます。
どんなにかっこよくても、選手たちの心に響かなければ、それはただの「飾り」になってしまいます。スローガンはチームの個性、目的、年齢層、プレースタイルによって響き方が変わるため、自分たちにぴったりな言葉を選ぶことが最も重要です。
たとえば、少年野球のチームなら「笑顔で挑戦」「全員で楽しく全力」が合います。明るく前向きな表現が子どもたちの心に届きやすく、努力を楽しむ姿勢を育てます。
一方、高校野球のように競争が激しい環境では「不撓不屈」「一戦必勝」「魂で勝つ」といった、覚悟や粘り強さを象徴するスローガンが効果的です。
プロや社会人チームでは、「超・進化」「ONE HEART」「全員野球」など、目標や組織文化を反映した一貫性のある言葉が好まれます。草野球チームなら「怪我なく楽しく、たまに勝つ!」といった現実的でユーモラスなものも良いですね。
スローガンを選ぶときは、チーム全員の意見を取り入れることが最大のポイントです。監督や主将が一方的に決めるよりも、ミーティングで全員がキーワードを出し合い、「自分たちの思い」を言葉にすることで、スローガンがチーム全体の信念になります。
選手が納得して掲げた言葉ほど、日々の練習で意識しやすく、モチベーション維持にもつながります。
チームタイプ別・スローガンの傾向
| チームタイプ | 重視する点 | スローガンの傾向 | 具体例 |
|---|---|---|---|
| 少年野球 (育成重視) | 楽しさ・挑戦・仲間 | 明るく、ひらがなや簡単な言葉 | 「えがおで全力!」「ナイスプレー!」 |
| 中学・高校野球 (勝利・精神) | 精神力・結束・目標達成 | 四字熟語、力強い言葉 | 「一戦必勝」「下剋上」「心ひとつに」 |
| 大学・社会人 (哲学・戦略) | 組織力・戦略・伝統 | 英語、理念的な言葉 | 「One Team」「Break Through」「常勝」 |
| 草野球 (楽しさ・健康) | 楽しさ・安全・仲間 | ユーモラス、現実的 | 「怪我ゼロ!勝利はオマケ」「全力プレー、全力乾杯」 |
さらに、スローガンは年ごとに見直すのもおすすめです。チームのメンバーや状況が成長するにつれて目標も変化するため、毎年のテーマや課題を反映したスローガンを掲げることで、常に新鮮な気持ちで挑戦できます。
実際に、成功しているチームほどスローガンを“生きた言葉”として使っています。練習日誌の最初に書いたり、練習メニューの基準にしたり、試合後のミーティングで「今日のプレーはスローガンを体現できていたか?」と振り返ったりする。そうやって日々の練習で繰り返し口にし、行動で体現することで、スローガンがチームの文化となり、やがて勝利への力に変わるのです。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 野球のスローガンのかっこいい言葉は、チームを一つにまとめる強い力を持つ
- 少年野球では、明るく前向きなスローガンが子どもの成長と楽しむ心を支える
- 高校野球では、精神的支柱としてチームの覚悟を象徴する言葉が重要になる
- プロ野球 スローガン 歴代には、勝ち続けるチームの哲学とブランディングが詰まっている
- 盛り上がる言葉は、試合前や練習中のモチベーションを高める「スイッチ」になる
- 四字熟語を使ったスローガンは、短くても力強く心をひとつにできる伝統的な手法
- 英語のスローガンは、おしゃれでリズム感があり、グローバルな印象を与えやすい
- 面白いスローガンは、チームの雰囲気を和ませ、プレッシャーを笑い飛ばす前向きな空気をつくる
- 例文を参考に、自分たちの想いやチームカラーを「自分たちの言葉」にすることが大切
- チーム全員でスローガンを考え、共感できる言葉を掲げることで、本物のチーム文化が育つ
スローガンは、単なる「合言葉」ではなく、チームの心を映す鏡のような存在です。かっこいい言葉、面白い言葉、四字熟語や英語の表現など、どんな形でも大切なのは「チームらしさ」を込めること、そして「全員が本気でそう思えること」かなと思います。
心から共感できるスローガンがあれば、どんな困難な試合でも、苦しい練習でも、「俺たちにはこの言葉がある」と乗り越えられる力になります。あなたのチームにも、思いを一つにする言葉を掲げてみてください。それが、次の勝利を呼び込む大きなきっかけになるはずです。

