部活の顧問との関係、本当にしんどいですよね。
毎日顔を合わせなきゃいけない相手が「嫌い」だったり、言動が「理不尽」だったりすると、部活の時間だけでなく、学校に行くこと自体が憂鬱になってしまうのも当然のことかなと思います。
この記事の結論は、自分を責める必要は一切ないということです。
状況を冷静に整理して、信頼できる相談相手を見つけることで、あなたの心を守りながら今の状況を乗り越える道は必ず見つかります。
ダメな顧問には共通する特徴があります。
それを理解した上で、無理に「自分が耐えなきゃ」と抱え込む前に取れる具体的なアクションをまとめました。
嫌いだと思う今の感情を否定せず、まずはこの記事を読んで、少しでも心を軽くしてもらえたら嬉しいです。
- 顧問が嫌いと思うストレスで行きたくない時の正しい捉え方
- ダメな顧問の特徴を客観的に整理する方法
- うざい・頭おかしいと感じる時の安全な対処法
- 辞めさせる前にできる行動や相談の進め方
顧問が嫌いと思うストレスで苦しい時の対処法

顧問との関係に悩み、ストレスで頭がいっぱいになってしまうと、「自分がもっと頑張ればいいのかな」「私が下手だから怒られるのかな」なんて、自分を責めてしまいがちですよね。
でも、まずは「今の状況は異常なんだ」と認めてあげることが、解決への第一歩になります。
ただ苦しみ続けるのではなく、自分の本当の気持ちに気づき、それを守るための「武器」を持つことで、見える景色はガラッと変わります。
ここからは、私と一緒に、あなたの心を少しずつ解きほぐしていくための考え方や、具体的なアクションについて詳しく見ていきましょうね。
行きたくない気持ちを無視しない理由
「部活へ行きたくないと感じるときの考え方と選択肢」という強い拒否反応が出たとき、多くの真面目な人は「これくらいで休んじゃダメだ」「みんな頑張っているんだから」と、自分の本音に蓋をしてしまいがちです。
でもね、私はあえて言いたいのですが、その「行きたくない」という気持ちこそ、今のあなたを守ろうとしている大切な防衛本能なんです。
無理に前向きになろうとしたり、嫌いな顧問の顔を思い浮かべて震える足を無理やり動かしたりする環境に身を置き続けると、心はどんどんすり減ってしまいます。
行きたくないと感じるのは、あなたが「弱い」からではありません。顧問の指導方法や態度が、あなたの許容範囲を完全に超えてしまっているという「心の警告サイン」なんです。
このサインを無視して通い続けると、やがて「適応障害」や「抑うつ状態」など、日常生活に支障をきたすレベルまでストレスが蓄積してしまう恐れもあります。
そうなってしまうと、部活だけでなく、学校での勉強や友人関係、さらには家に帰ってからのリラックスタイムまで奪われてしまうことになります。
それは本当にもったいないし、あなたが受ける必要のないダメージなんですよ。
さらに、ストレスを抱えたまま無理に参加し続けると、顧問に対する嫌悪感は増幅する一方で、集中力も低下してケガの原因にもなりかねません。
部内の人間関係もギスギスしてしまい、結果的に「部活が好きだった自分」さえも嫌いになってしまう……。
そんな悲しい結末を避けるためにも、まずは「あ、私はいま本当に行きたくないんだな」と、自分の感情をありのままに受け止めてあげてください。
それが、問題を先送りせずに、自分を大切にするための第一歩になるはずです。まずは「行きたくない」と思う自分を許すことから始めてみませんか?
ダメな顧問の特徴を客観的に整理する
顧問を「嫌い」と感じるとき、その感情はとても強烈ですが、一度立ち止まって「なぜ嫌いなのか」を客観的な事実として書き出してみることをおすすめします。
ただ「嫌な人」という印象だけで向き合っていると、感情が暴走して自分を追い込んでしまいますが、「こういう言動が問題だ」と分類できるようになると、少しだけ冷静に相手を見られるようになるからです。
いわば、相手を分析対象として捉えることで、心理的な距離を置く戦略ですね。
実は、多くの生徒を苦しめる「ダメな顧問」にはいくつかの典型的なパターンがあります。
例えば、生徒の意見を一切聞かずに自分の価値観だけを押し付ける「独裁タイプ」。
特定の生徒だけを可愛がり、ミスをしても怒らない一方で、他の生徒には厳しく当たる「ひいきタイプ」。
さらに、その日の気分で怒鳴ったり、昨日と言っていることが正反対だったりする「感情爆発タイプ」などです。
こうした指導は、現代の教育現場では不適切とされており、あなたが耐えるべき「愛の鞭」ではありません。
文部科学省のガイドラインでも、生徒の自主性を尊重し、心身の健康を損なうような指導は厳に慎むべきだとされています。
(出典:文部科学省「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」)
また、顧問が「見てるだけ」「来ない」といった放置型で悩んでいる場合は、背景を知ることで状況整理がしやすくなるので、部活の顧問は見てるだけ?来ない・何もしない制度的背景も参考にしてみてください。
このように特徴を整理してみると、悪いのは「あなたの能力」ではなく、明らかに「顧問の指導スキルや人間性」にあることが見えてくるはずです。
以下の表を使って、今の顧問がどの項目に当てはまるかチェックしてみてください。
客観的に見て「これはおかしい」と確信できれば、周囲の大事な人や学校の先生に相談する際の、非常に強力な証拠資料にもなりますよ。
| チェック項目 | ダメな顧問の典型例 | 本来あるべき姿 |
|---|---|---|
| コミュニケーション | 一方的な命令。話し合いを拒否する。 | 生徒の意見を聴き、対話を大切にする。 |
| 公平性 | お気に入りだけを優遇。特定の人を無視。 | 全員に対して公平な機会と評価を与える。 |
| 指導の論理性 | 気分で怒る。根性論ばかりで具体性がない。 | 目標に基づき、納得感のある指導を行う。 |
| 人格尊重 | 容姿や性格を否定する言葉を投げかける。 | 一人の人間として尊重し、言葉を選ぶ。 |
うざいと思うストレスの正体を理解する

顧問に対して「うざい」と感じるとき、その言葉の裏には、実はとても複雑で切ない感情が隠れていることが多いんです。
単に「話が長い」とか「顔が見たくない」といった表面的なことだけではなく、もっと深いところであなたの心が「傷ついている」証拠かもしれません。
例えば、自分が一生懸命練習してできるようになったことを、顧問が全く見てくれなかったり、的外れなアドバイスで台無しにされたりしたとき。
人は「自分の価値を否定された」と感じ、その心の痛みを「うざい」という言葉で表現することがあります。
これは、自分のプライドを守るための自然な心の反応なんですよ。
また、顧問が過剰に干渉してくる場合に感じる「うざさ」は、あなたの「自律性」が奪われていることへの反発でもあります。
中学生や高校生の時期は、自分で考えて行動し、失敗しながら学んでいきたいという成長欲求がとても強い時期です。
それなのに、顧問が先回りして「あれをやれ」「これはやるな」と細かく指示を出しすぎると、まるで自分の人生をコントロールされているような息苦しさを感じてしまいます。
この息苦しさがストレスとなり、顧問の存在そのものを排除したいという強い拒否感に変わっていくわけです。
これはあなたが成長しようとしている証拠でもあるので、決してわがままではありません。
さらに、部活という逃げ場のない狭いコミュニティ特有の「閉塞感」も、うざさを増大させる原因の一つです。
「嫌だと思っても毎日会わなきゃいけない」「部活を辞めたらクラスでの居場所もなくなるかも」という不安があると、ストレスの逃げ場がなくなります。
すると、顧問のちょっとしたしぐさや口癖までもが許せなくなり、神経が過敏になってしまうんです。
まずは、自分が感じている「うざい」という感情を、「あぁ、私はいま自分の自由を奪われて悲しいんだな」「もっと認めてほしくてイライラしてるんだな」と、ポジティブな言葉に翻訳してみてください。
感情の正体がわかると、不思議と少しだけ心が軽くなるのを感じられるはずですよ。
頭おかしいと感じた時の安全な対処法
顧問の言動があまりにも常識外れだったり、到底理解できない理不尽な要求をされたりすると、「この人、ちょっと頭おかしいんじゃないの?」と恐怖や呆れを感じることもあるでしょう。
もしあなたが今、そう感じているなら、それはかなり危険なサインです。
相手が先生という立場を利用して、あなたの心に土足で踏み込んでいる可能性が高いからです。
そんなとき、絶対にやってはいけないのは、真っ向から一人で戦おうとすることです。
感情的になっている顧問に正論で反論しても、火に油を注ぐだけ。まずは自分の身の安全を最優先に考えた「ディフェンス(防御)」の姿勢を取りましょう。
最も効果的で安全な方法は、事実の記録を徹底することです。
「〇月〇日、〇時頃、部室の前で『お前なんか辞めてしまえ』と言われた」といったように、いつ、どこで、誰が、何を言った(した)のかをメモに残しておいてください。
スマホのメモ機能でも、日記帳の隅っこでも構いません。
この「記録」は、後で大きな力になります。顧問が「そんなこと言っていない」としらを切っても、詳細な記録があれば周囲の大人はあなたの味方になってくれます。
また、記録をつけるという行為自体が、自分を「被害者」から「冷静な観察者」に変えてくれるので、精神的なダメージを和らげる効果もあるんです。
そして、もう一つの安全策は相談先を分散させることです。
担任の先生だけに言うのではなく、保健室の先生、信頼できる部活外の友達、そして何より親に今の状況を伝えておきましょう。
一人だけで抱え込むと、「私が悪いのかも」という間違った思考に陥りやすいですが、複数の人に話すことで「それは顧問がおかしいよ」と客観的なフィードバックをもらえます。
学校外の相談窓口(チャイルドラインやSNS相談など)を利用するのも良い方法です。
自分を守るためのルートをたくさん持っておくことが、理不尽な顧問に対する最大の防御策になります。
あなたは一人じゃない、ということを忘れないでくださいね。
嫌いでも無理せず距離を置く工夫
「顧問は大嫌いだけど、部活の競技自体は好きだし、仲間との時間は大切にしたい……」そう悩む生徒さんは実はとても多いです。
部活を辞めるという極端な選択肢を取る前に、まずは「顧問との心理的・物理的な距離」を最大化する工夫をしてみませんか?
これを私は「心のソーシャルディスタンス戦略」と呼んでいます。
学校という狭い場所では完全に避けることは難しいですが、意識一つで関わり方を最小限に抑えることは可能です。
具体的には、まず顧問への挨拶や報告を事務的に済ませる練習をしましょう。
笑顔で接する必要はありません。最低限の礼儀だけを守り、用件が終わったらサッとその場を離れる。
これを徹底するだけで、顧問に付け入る隙を与えず、自分の心を守るバリアを張ることができます。
また、練習中も「顧問のために頑張る」のではなく、「自分の目標のために取り組む」と意識を切り替えてみてください。
顧問のアドバイスが理不尽だと感じたら、表向きは「はい」と返事だけしておいて、心の中では「このアドバイスは私には合わないな、スルーしよう」とフィルタリングをかけるんです。
これを繰り返すと、顧問の言葉がだんだん背景音のように気にならなくなってきますよ。
さらに、部活の時間以外は顧問のことを一切考えないというルールを自分に課すのも有効です。
部活が終わった瞬間に好きな音楽を聴く、美味しいものを食べるなど、スイッチを完全に切り替えましょう。
また、同じように顧問を苦手としている部員同士で、愚痴を言い合うのではなく「どうやってスルーするか」という対策を共有して結束するのも心強いですね。
部活の中に、顧問の干渉が及ばない「自分たちだけの安心なエリア」を少しずつ広げていくイメージです。
無理に関わろうとして疲弊するのではなく、賢く、戦略的に距離を置く。
それが、大好きな競技を長く続けるための、今のあなたに必要なスキルなのかもしれません。
顧問が嫌いと思うストレスから自分を守る方法

顧問からのストレスは、放っておくと雪だるま式に大きくなって、あなたの日常を飲み込んでしまいます。
でも大丈夫。あなたには自分を守る権利があるし、そのための具体的な方法もたくさんあるんです。ただ我慢するだけが美徳ではありません。
むしろ、自分を守るために行動することは、これからの人生においても非常に重要な「自分を大切にする力」を育むことにもつながります。
ここからは、理不尽な扱いへの具体的な相談手順や、多くの人を悩ませる「ひいき」への心の持ち方、そして「辞める・休む」という選択をどう正当に行うかなど、より踏み込んだ対処法について解説していきます。
一気に全部やろうとしなくて大丈夫。
今のあなたが「これならできそう」と思えるものから、ゆっくり選んでみてくださいね。
理不尽への対処:まず相談する相手を決める
顧問から理不尽な対応を受けたとき、パニックになって誰彼構わず感情をぶつけてしまうと、話がこじれてしまうことがあります。
まずは「誰に、何を、どう伝えるか」を冷静に決めることが、状況を好転させるカギになります。
相談相手を選ぶ基準は、あなたが「この人なら、否定せずに最後まで話を聞いてくれる」と心から信頼できるかどうかです。
一人で立ち向かおうとせず、まずはあなたの軍師(アドバイザー)を見つけるところから始めましょう。
第一の候補は、やはり保護者です。
親御さんに話すのは勇気がいるかもしれませんが、「部活の話があるんだけど、少し時間を取ってくれる?」と切り出してみてください。
親はあなたの最大の味方になれる存在ですし、学校側に強い影響力を持てる唯一の大人でもあります。
もし「親には心配をかけたくない」と思うなら、担任の先生や学年主任の先生、あるいは保健室の先生にターゲットを絞りましょう。
顧問とは直接的な上下関係がない先生を選ぶのがポイントです。
その先生に「部活のことで悩んでいて、どうすればいいかアドバイスをいただきたいです」と伝えてみてください。
先生たちも、生徒が一人で深刻に悩んでいることを知れば、必ず動いてくれるはずです。
相談するときは、先ほどお話しした事実の記録を持っていくと非常にスムーズです。
「顧問が嫌いです」と言うだけでは「気のせいじゃないか?」と流されてしまうかもしれませんが、「〇日にこういう発言があり、それが〇回繰り返されています」と伝えれば、大人は事の重大さをすぐに理解してくれます。
このとき、あなたが「どうしたいか(顧問の言動を改めてほしいのか、距離を置きたいのか、部活を辞める方向で考えているのか)」も併せて伝えると、相談相手も具体的なサポートがしやすくなります。
相談は「弱音を吐く場所」ではなく、「問題を解決するための作戦会議」だと考えてみてください。
そう思えば、少しだけ相談するハードルが下がる気がしませんか?
ひいきに悩む時の考え方と心の守り方
顧問が特定の生徒だけを特別扱いしたり、逆にあなたを意図的に外したりする「ひいき」は、本当に心が折れる行為ですよね。
「自分の努力が足りないのかな」「私に魅力がないからかな」と自分を否定したくなる気持ち、よく分かります。
でも、ここで絶対に忘れないでほしいのは、ひいきをするのは、顧問の人間性や指導力の欠如であり、あなたの価値とは1ミリも関係ないということです。
ひいきは教育者として最もやってはいけない未熟な行為であり、その恥ずべき行為のせいで、あなたが自信を失う必要は全くありません。
ひいきに直面したとき、最も有効な心の守り方は「顧問を『評価者』の席から引きずり下ろすこと」です。
私たちは無意識に、顧問のことを「自分を採点する絶対的な存在」だと思い込んでしまいがち。でも、ひいきをするような人の採点基準は、もはやデタラメなんです。
そんな偏った審判に高得点をもらおうと頑張るのは、ルールが毎回変わるゲームに参加するようなもので、時間の無駄だと思いませんか?
顧問の評価を「今日の天気」くらいのものとして捉え、一喜一憂するのをやめてみましょう。
「あぁ、今日も偏った評価をしてるな」と心の中でつぶやくだけでも、ダメージは劇的に減りますよ。
その代わりに、評価の基準を「自分の中」に持ちましょう。
「昨日の自分よりもこのメニューがスムーズにできた」「今日は誰よりも早く準備ができた」といった、顧問が気づかないような小さな成長を自分で見つけ、自分で自分を褒めてあげるんです。
また、顧問以外の部員や他校の友人、家族など、あなたのことを公平に見てくれる人たちとの繋がりを大切にしてください。
ひいきにさらされていると、世界がその狭い部活だけのように感じてしまいますが、一歩外に出れば、あなたの良さを分かってくれる人はたくさんいます。
顧問という「曇った鏡」に映る自分ではなく、信頼できる人たちの目に映る「本当のあなた」を信じてあげてくださいね。
辞めさせる前に試すべき行動と相談先

顧問の言動がどうしても許せず、ストレスが限界に達すると「いっそのこと、あの顧問を辞めさせたい」「顧問が変わればいいのに」と思うのは、ごく自然な感情です。
それほどまでにあなたは追い詰められているんですよね。
でも、学校という組織において顧問を辞めさせる、あるいは交代させるというのは非常にハードルが高く、時間がかかるのも事実です。
そこで、極端な結論を出す前に、まずは自分の状況を有利にするための「具体的な行動」をいくつか試してみることをおすすめします。
これらは、もし将来的に辞めるという決断をしたとしても、あなたが後悔しないための大切な準備にもなります。
まず最初にやってほしいのは、自分の「つらさ」を客観的なデータにすることです。
先ほどもお伝えした「言動の記録」に加え、ストレスによって体にどんな変化が出ているかもメモしておきましょう。
「部活の前になるとお腹が痛くなる」「顧問の顔を見ると動悸がする」「夜眠れなくなった」といった心身の反応は、周囲の大人が事態を重く受け止めるための重要な判断材料になります。
こうした記録を持って、まずは信頼できる相談先を「複数」確保しましょう。
一人だけに相談すると、その人に「我慢しなさい」と言われた時点で道が閉ざされてしまいます。
親、担任、学年主任、スクールカウンセラーなど、複数の窓口に相談を分散させることで、どこか一つで「それは大変だね、学校として対応を考えるよ」という前向きな反応が得られる可能性が高まります。
また、部活内での立ち回りとして「顧問との直接対決を避け、組織的に動く」ことも検討してみてください。
もし他の部員も同じように悩んでいるなら、有志で集まって「部内の雰囲気改善についてのお願い」として、顧問ではなく学年主任などの上位の先生に連名で相談に行くのも一つの手です。
一人では「わがまま」と片付けられてしまうことでも、複数人の声になれば「指導方法の問題」として学校側も動かざるを得なくなります。
このように、感情的にぶつかるのではなく、一歩引いて「戦略的」に環境を変える努力をしてみる。
そのプロセスを経ることで、自分自身の気持ちも整理され、仮に部活を辞めることになったとしても「やれるだけのことはやった」と納得して次へ進めるようになりますよ。
もし実際に退部を考える段階になったら、部活を辞めるときの顧問への伝え方(退部届の書き方とマナー)を参考にしながら、角が立たない進め方を確認しておくと安心です。
【チェック】相談をスムーズに進めるための3ステップ
- 被害の記録:いつ、どこで、何を言われ、どう感じたかを具体的にメモする。
- 味方の確保:親や信頼できる先生など、あなたの話を否定しない人を最低2人は見つける。
- 希望の明確化:「顧問の謝罪がほしい」のか「指導方法を変えてほしい」のか、ゴールを決める。
行きたくない時の正当な休み方
顧問に会うのが嫌で、どうしても部活に行きたくない朝。
布団の中で「休みたい、でもなんて言えばいいんだろう……」と悩んでしまう時間は、本当に苦しいですよね。
まず断言しておきますが、精神的なストレスで行きたくないと感じる時に休むことは、サボりでも逃げでもありません。
それは、あなたの心が折れてしまうのを防ぐための「正当な防衛」です。
風邪を引いたら学校を休むのと同じように、心がダメージを受けているときも、適切な休息が必要なんです。
無理を続けて心が壊れてしまうと、回復には部活を休む以上の長い時間が必要になってしまいます。
正当に休むためのコツは、自分一人で抱え込まずに「大人の力」を借りることです。
一番スムーズなのは、親御さんに正直な気持ちを話し、親から顧問や学校へ連絡してもらうことです。
中高生にとって、顧問へ直接「休みます」と伝えるのは大きなプレッシャーですよね。
そこは無理をせず、親に「顧問の指導が本当につらくて、今日はどうしても行けない。しばらく休ませてほしい」と伝えてもらいましょう。
もし親に言いづらい場合は、担任の先生に「部活の顧問との関係で精神的にきつく、体調を崩している」と相談してみてください。
学校側は生徒の健康を守る義務があるので、しっかりとした理由があれば、それは「正当な欠席・欠部」として扱われます。
休んでいる期間は、部活のことは一切考えないようにしましょう。
SNSで部活のグループラインを見たり、仲間の投稿をチェックしたりすると、焦りや罪悪感が湧いてきてしまいます。
スマホを少し遠ざけて、好きな漫画を読んだり、ただぼーっとしたりして、自分の心を「安全な場所」に置いてあげてください。
充分に休んで心にエネルギーが溜まってくれば、「やっぱりもう一度だけ行ってみようかな」と思えるかもしれないし、「やっぱり辞めて新しい環境を探そう」と冷静に決断できるようになるかもしれません。
どちらの結論になるにせよ、まずは「今、この瞬間」の自分を守るために、勇気を持って休むという選択肢を自分に許してあげてくださいね。
黙って我慢せず環境を調整する方法
「自分が我慢すれば丸く収まる」「先生に逆らっても良いことはない」……そんなふうに思って、毎日顧問の理不尽な言葉を飲み込んでいませんか?
でも、残念ながら我慢というのは「根本的な解決」にはなりません。
むしろ、あなたが黙って耐え続けることで、顧問は「このやり方で問題ないんだ」と勘違いし、指導がエスカレートしてしまうことさえあります。
あなたに必要なのは、真っ向から戦うことでも、ひたすら耐え忍ぶことでもなく、自分が少しでも楽に過ごせるように環境を微調整するという考え方です。
環境を調整する第一歩は、顧問との「心理的な境界線」をはっきり引くことです。
顧問の心ない言葉をすべて「真実」として受け止めるのではなく、「あぁ、またこの人は自分の機嫌をコントロールできずに吠えているな」と、一歩引いた視点で眺めてみてください。
顧問の言葉を脳内にそのまま入れるのではなく、心の入り口にフィルターを設けるイメージです。
これを習慣にすると、言動そのものは変わらなくても、あなたの受けるダメージを大幅に減らすことができます。
また、部活内での自分の役割や立ち位置を変えてみるのも有効です。
例えば、後輩の指導に力を入れたり、道具の管理を徹底したりするなど、顧問と直接関わる場面以外で自分の居場所を作ることで、顧問の存在感を自分の世界の中で小さくしていくことができます。
さらに、外部の力を借りて環境を物理的に変える方法もあります。
例えば、担任や学年主任の先生に「顧問の先生の指導中、こういう言葉をかけられるのが非常につらい。少し様子を見ていただけないか」とお願いしてみる。
これにより、他の先生が部活動の見回りに来る回数が増えたり、顧問への注意喚起が行われたりすることで、顧問が勝手な振る舞いをしにくい空気を作ることができます。
自分で直接言わなくても、周囲の「目」を増やすだけで、理不尽な環境は少しずつ是正されていくものです。
あなたは決して無力ではありません。
小さな工夫を積み重ねて、自分を苦しめる環境を「自分が居やすい場所」へと少しずつ作り替えていきましょう。
そのための知恵は、私たちがいくらでもお貸ししますよ。
まとめ
最後に、この記事で大切だったポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 顧問が嫌いでストレスを抱えるのは、あなたが弱いからではなく、心が限界を教えてくれている大切なサインです。
- 行きたくない気持ちを無視せず、まずは自分の感情をありのままに受け止めることが、自分を守る第一歩になります。
- 「ダメな顧問」の特徴を客観的に整理し、相手を分析対象として見ることで、心理的な距離を保ちやすくなります。
- 「うざい」という感情の裏には、評価されない悲しみや自律性を奪われる息苦しさが隠れていることを理解しましょう。
- 理不尽な言動に対しては、直接反論せずに「記録」を取り、複数の相談先(軍師)を確保して組織的に対応しましょう。
- ひいきに悩むときは、顧問を「絶対的な評価者」だと思わず、自分なりの成長基準を持つことが心の平穏に繋がります。
- 休むことは「逃げ」ではなく「心のメンテナンス」です。親や先生の力を借りて、正当に休息を取りましょう。
- 黙って我慢し続けるのではなく、境界線を引いたり周囲の目を増やしたりして、自分が過ごしやすい環境に調整しましょう。
部活の顧問との関係は、学生生活において非常に大きなウェイトを占めます。だからこそ、そこで受けるストレスは本当に計り知れないものです。
でも、どうか忘れないでください。あなたの価値を決められるのは、理不尽な顧問ではなく、あなた自身です。
そして、今の苦しい状況から抜け出すための選択肢は、あなたが思っているよりもずっとたくさん用意されています。
一度きりの学生生活、部活という一つの枠に縛られて、あなたの笑顔が失われてしまうのは本当にもったいないことです。
無理に解決しようと意気込まなくて大丈夫。
まずは今日、誰か一人に「実はちょっとしんどいんだ」と話すことから始めてみませんか?
あなたの心が一日も早く、晴れやかな気持ちで満たされることを心から願っています。
今回の記事が、少しでもあなたの気持ちを整理する手助けになれば嬉しいです。

